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清須会議

2013年12月24日 | Weblog
 三谷幸喜著 織田信長亡き後のお家相続を巡る権力闘争を清須城で行われた話し合いを現代語訳と称して書き上げている。史実に基づくかは、別としてコメディである。読みやすくはなっているが秀吉が実権を握ったことには変わりなく内容は、今までの歴史小説を踏襲している。表現として現代語訳としてコメディになっている。映画を観に行かなくて良かったです。

逃走

2013年12月18日 | Weblog
 薬丸岳著 児童養護施設で育った兄妹の物語。兄がラーメン店主を殺して逃亡した動機と兄妹の生い立ちに纏わる秘密を解き明かして行く筋立てで兄妹愛や親子の愛情をテーマにして話は進み全ての秘密が明かされ兄は捕まり服役する所が結末です。不幸な生い立ちに親の秘密や兄妹間の秘密が絡み意外性がありせつなく面白い内容でした。

生存者ゼロ

2013年12月09日 | Weblog
 安生正著 「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。始まりは、バイオハザードの様な細菌の感染によるパニック小説かと思っていたら以外にもシロアリが人間を襲うという物語でした。中標津から2月あまりで札幌周辺まで移動するシロアリってどうなんでしょうかね。それも地中を移動し蟻塚も造るヤマトシロアリってどうなんでしょうか?意外性は認めますがシロアリの生態を無視しているのではないでしょうか。細菌に感染したシロアリが凶暴になって人間を襲う設定ですが中標津では、牛の数が多いのではないでしょうか。人間より牛を襲う確率が高いのでは?北海道の情景は良く表していますがシロアリとは設定が無理かも知れません。