被告の背中 東京新聞社著 裁判を傍聴し各々の人間模様を取材し人生や社会に問いかけている。犯罪者の不幸な生い立ちや差別のなかで起きた犯罪。しかし、被害者の人生を終わらした罪。反省のなかで人間性を回復出来るのか。そして、許されるのか。
枯木に花が 団鬼六著 70歳を過ぎた老人たちが愛人を持ち人生が枯れた生き方をしない物語。昔のSM小説の大家であり、老人と女子大生のSM場面が書かれ流石と思わせる。老人も性を謳歌し人生を楽しく終えて欲しいと言う著者の願望が表現された小説でした。
昨日、春の加盟団体戦があり我がチームは、予選を一勝一敗で勝率が良く勝ち上がり決勝トーナメントで新興テニススクールのコーチと対戦しました。各ペアとも1ゲームしか取れず完敗でした。息子程の歳の差がありボールの速さに付いて行けませんでした。
ドキュメント仙波俊郎 東玲治著 警察の裏金を告発した現職警官の物語。組織的な不正に個人が立ち向かうには、相当な覚悟と仲間外れとなることに対しての強い精神力がないと潰される。昇進の差別があり、上意下達の警察組織では、強靭な意思が無ければ退職を余儀なくされる。誠に感服する人生を送っています。
死刑 森達也著 死刑について取材し制度の必要性に自分の考えを書いている。取材の過程をそのまま載せていてドキュメンタリーな表現です。むごたらしい殺され方をされた遺族の気持ちを考えると復讐的な制度が必要かなと考える。