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一生涯テニスを楽しもう!

正義のセ

2013年10月31日 | Weblog
 阿川佐和子著 著者のエッセイかと思っていたら女性検察官を主人公にした小説でした。少女時代からエピソード交え新任の検察官になって犯人を起訴するという内容の物語。犯人の人間性や生い立ちに迫り真実を語らせるという取り調べや家族や恋人の別れを散りばめ面白いし小説に仕上がっています。冒頭の豆腐屋の豆腐を作る工程がやけに詳しく書かれているので豆腐屋の小説家と思いましたが検察官の物語でした。

回廊封鎖

2013年10月29日 | Weblog
 佐々木譲著 サラ金で人生を破たんさせた者たちがサラ金会社の関係者に復讐する物語。人生を狂わせたサラ金の利息と取り立てで家族を失い仕事も失って絶望的境地から怨念と自暴自棄的に復讐に走る。最後は、復讐する者も復讐される者も死んでしまう。物語の内容としては、復讐を遂げたのであり時代劇の仇討に近い内容で面白かったです。

abさんご

2013年10月23日 | Weblog
 黒田夏子著 一言で読み難い。完読出来ませんでした。横書きの上、ひらがなが多く意味も良く分からないので途中で放棄しました。色んな作家がいますけど読み難いのは最悪です。

輝天炎上

2013年10月21日 | Weblog
 海堂尊著 大学病院を巡る物語。死因判明の手段としてMRI装置による画像診断するセンターを大学病院に設置しようとする病院側と死の迫った患者を受け入れたきた施設の一族との争い。最初の書き出しは理解不能で「とんでも」小説家と思いましたが最後の方は、両者の攻防を描いていました。ちょっと現実離れした設定ですが次の余韻を残した終わり方です。現職が放射線に関わる仕事をしているとなればMRIに詳しいのは理解できました。9Tの磁場を持つ装置が登場しますがこの装置の防護シールドに関して塔を持つ建物の中に設置すると言う事は少し現実味が無いのではないですかね。

感染遊戯

2013年10月10日 | Weblog
 誉田哲也著 最初は、刑事ものの短編小説かと思いましたが各章の物語が官僚の殺人計画で進んでいた。人間の恨みを利用し過去に恋人を血液製剤がもとで亡くした復讐を晴らす。その本人も殺した官僚の息子に恨まれ殺される。恨み恨まれ人間の感情を上手く小説にしています。

秋季加盟団体テニス大会

2013年10月05日 | Weblog
 秋季加盟団体戦に参加してきました。最初の試合は、見るも無残な結果です。チャンスボールのボレーをノーアドでネットに掛けてしまいいいところ無く敗戦しました。2試合目は、何とか逆転勝ちしました。何でしょうか?ボレーもリターンもスィートスポットを外し捲くりました。動体視力が落ちているのでしょうかね。

降霊会の夜

2013年10月05日 | Weblog
 浅田次郎著 学生時代からの友人を亡くしその霊を呼ぶという物語。高校時代からの親友の女性に好意を寄せられていることも気が付かず冷たい態度を取ってしまいその女性が死んでしまいその霊を呼び語らせる。主人公の周りの人の霊を呼び戻し過去の経緯を語らせる切ない話。