百田尚樹著 著者の風貌からは想像できない内容の小説です。少年が主人公の物語で3人の小学生が騎士団を名乗り最後は、殺人犯を見つけます。筋書きも面白いですが落ちこぼれが努力して成功し、秀才の敵役を見返すという大衆受けする内容です。嫌な敵に最後は、復讐とか見返すとの内容は昔からの定番ですね。
河合香織著 出生前検査で遺伝子異常が認められたら我が子が異常なしとして報告した医師と実際生まれた子が異常があり、短い時間しか生きられなかったことと子供に苦痛を与えたことに対する訴訟を起こした親を取材したドキュメント。
妊娠中に子に異常があれば中絶することが命の選別になると言う事と実際に生まれてくる障害を抱えた子供を育てていく親の覚悟との葛藤があり当事者でしか答えを出せない問題かもしれませんね。
当事者になったら非常に悩む事柄です。特に子供が欲しいと願っている親は究極の選択でしょう。
郡司芽久著 子供の時からキリン好きの女の子が大学でキリンを研究し博士号を取得するまでの奮闘記。キリン好きであれば動物園の飼育員か野生キリンの生態を研究するとかではなく何故か解剖や骨格標本を作製することを目指しキリンの首の構造を研究する道に進みます。
キリンが好きと言って東大に進み研究するなんて凡人から想像できません。