テニスを楽しく

一生涯テニスを楽しもう!

巨人の星

2017年04月29日 | Weblog

 今、TVHで巨人の星の再放送をしているようです。再放送と言っても50年ぐらい前のマンガです。父、星一徹のスパルタ教育の元でプロ野球の投手を目指し色々な方法で鍛える。小学生の頃から野球漬けの毎日で鍛える方法がとてもユニークで当時のマンガでも画期的でした。大リーグボール養成ギブスなどは、すごい発想で上半身着けたバネで筋肉を鍛えて速い球を投げるとか、大リーグボールと名付けた球は、硬球が軟式のテニスボールのように潰れて構えたバットに当たるというものすごい発想です。その次が消えるボールで今の人工芝の球場では、有り得ないボールです。地面すれすれに投げたボールが砂煙を上げて打者に向かい投げる時上げた左足の砂をボールが纏いホームベースの近くでボールについて砂と巻き上げた砂が混ざりボールが見えなくなるというものです。消える魔球です。

 最後の大リーグボールがバットに当たらない魔球でバットの風圧でボールの軌道が変化してバットを避けてしまうボールです。当時の子供たちがこの漫画に夢中になりました。30分番組ですが最後は星飛雄馬投手の間が目が炎を滾らせて続くというものでした。ストーリーの貧乏に育った少年がプロ野球の投手と夢を叶えライバルの大金持ちの息子が立ちはだかるりそれを打ち破るという内容の面白さ。このころのマンガは、スポ根といってスポーツに根性が必要でそれは叶えられ成功するという内容でした。今は、子供の時から英才教育でスポーツも芸術も早い時から習わないと一流のトップにはなれる可能性がないと考えられています。その為には親たちが時間も金もかけられる環境が子供の成功の機会を与えます。教育もしかりで資本投下で可能性が大きく開けます。金のない者は、ずば抜けた才能がない限り金持ちの子供と同じ才能であれば確実に教育やスポーツに対しても差が付きます。

 この事を確実に既得権として守っている階級の人たちがいます。今、子供に金を掛けられる階級の親と一般の親では子供の将来の可能性が大きく異なります。

 今言われていることは、金持ちは世代間を引き継ぎ貧乏人も世代間を受け継ぐと言うものです。

しかし、貧乏人は、次の世代を作れなくなるという現実がありその世代の貧乏人は途絶えますが新たに貧乏人が中間階級から下がってきます。

 下々の人びとはより良い暮らしを目指し日々競争に明け暮れていますが根本的に金持ちの階層には入れません。金持持ちの既得権を守ろうという仕組みは、打ち破るには相当の社会変革が必要でしょうから。


3月のライオン 後編

2017年04月29日 | Weblog

 後編です。前回は、二海堂役を染谷将太が演じているとは知らなくキレた演技をする太った役者は、誰かと思っていました。今回も出番は少ないですが良い演技をしていました。役者は、色んな役の演技のできる人、例えば遠藤憲一みたいな役者さんと役の方が役者に合わせた脚本になっている映画、特に高倉健のような映画とがあるように思います。今回は、豊川悦司の演技が将棋の師匠として、また、家庭内で子供たちに問題を抱えている父親としての演技が正にそれでした。有村架純の演技も今売り出し中の勢いのある演技でした。新人賞を獲得した主人公の桐山が前回で勝てなかった後藤に勝利し宗谷名人と対局する場面で終わってしまいますがラストはどう決着するのかと思っていましたが対局が始まる場面で終了でした。結果が勝利で終わる結末と負けて終わる結末はないと思いましたが対局の初めで終わるとは、やられましたね。

 スポーツの世界も幼少の時から才能を見出され一流の選手になって行く過程と将棋も似たような環境ですが将棋の方が奨励会の規則が厳しく早めにプロの棋士に成れるか選別される厳しい世界です。

本当に才能のあるものとその他の者が厳格に区別される制度は、将棋のプロを目指すものにとっては厳しいでしょうが才能がないと思わないでいつまでもプロを目指し人生を将棋に懸けてしまう者を早くあきらめさせる制度としては良いのかもしれませんね。

 テニスの世界もジュニアの時からテニスに明け暮れテニスが好きでプロを目指し人生をテニスに懸ける者が多いですがプロのトーナメントで生計を立てる者は、ごく一部です。


お坊さんがくれた拭いても拭いても涙がこぼれるお話

2017年04月07日 | Weblog

 浅田宗一郎著 著者を浅田次郎と間違えて借りた本です。近頃は、思い込みが強くなりよく間違えます。予定していた時間を間違えたり場所を間違えたり歳を感じさせる出来事が多くなりました。

 本の内容は、短編の小説集で筋書きがよく似ています。夫婦間の愛憎や他人への妬みなどを中心の話になっています。


3月のライオン

2017年04月07日 | Weblog

 高校生でプロ棋士の主人公が小学生の時に両親と妹を亡くし師匠の棋士に弟子入りし育ててもらうが、大会で対戦し勝利してしまう。豊川悦司が師匠を演じ神木隆之介が主人公をしている。師匠の娘役を有村架純がしており、娘と弟は主人公に勝てないことにより父親から奨励会を脱退することを決められる。A級棋士で有村と不倫する役で伊藤英明が敵となる。「聖の青春」と同じように将棋の世界を描いている。将棋は、派手な動きもなく映画では、試合の展開も写すのに時間の制約があるなかで面白く描いている。

 退職し再雇用で週休4日勤務となり時間的に余裕が出来、映画を楽しめることになりました。厚生年金支給が62歳からとなり、それまでは無年金であり収入が大幅に減額され金銭的には余裕がないです。しかし、時間に余裕がることは嬉しいことです。


代体

2017年04月01日 | Weblog

 山田宗樹著 未来の世界を描いた物語。意識を30日間限定でロボットに移し行動できる事で意識の無い人体を手術したり、歩けなった人がロボットで歩ける感覚を得たりする。意識とは何かを問うと共に生命とは何かを題材にし、その時代の倫理とそれを破り意識世界を支配しようとする悪役が出現する。人々の意識を乗っ取ることで世界を支配しようとすることに対しロボットの派遣会社の社員がそれに抵抗するが主人公自身も他人の意識を植え付けられていることに気が付き自我に対する疑問と意識というものの定義と声明に対する疑問に向き合う。どう結末を迎えるかどんでん返しはあるのかというとても面白い小説でした。