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道徳の時間

2018年10月28日 | Weblog

 呉勝浩著 講演中に起こった殺人事件と完全黙秘を貫いた犯人の動機が不明でその現場をドキュメントで証言者を撮影してゆく。フリーの動画ジャーナリストがその撮影に協力し、犯人の動機に迫って行く。その動機が出所してからの事件を題材にした小説家の話題作りでドキュメント映画の監督が犯人の妹という結末です。その地方で起きた事件を絡まさせてカメラマンの主人公の私生活との纏わる話で構成されています。謎解きの面白さが肝ですが動機が小説家デビューの話題作りで殺人を犯し服役するということってどうでしょうか。


散り椿

2018年10月16日 | Weblog

 岡田准一主演の時代劇です。リアルさを求めたのでしょうが切られた侍の血しぶきがこれでもかというくらい派手に吹きました。反ってリアル感がありません。体のどこを切っても血しぶきです。しかし、切腹の場面では、血しぶきが出ません。どこを切ったとき血しぶき出るか検討して演出が欲しいです。映画の内容は、藩の不正をただそうとする派閥と旧体制を守ろうとする家老を悪役にした物語でした。


悲嘆の門

2018年10月16日 | Weblog

 宮部みゆき著 言葉の源泉の異界から来た怪物と大学生が織りなす荒唐無稽の物語。小説家の空想や妄想を文章に表現し書き表す能力は、大したものです。異界や霊界を扱った小説は沢山ありますがこの物語もその類でしょう。非現実の話ですが小説そのものが非現実の物語であれば何でもありです。面白いか面白くないか、好きか嫌いかです。この物語は、ばかばかしいです。