テニスを楽しく

一生涯テニスを楽しもう!

勝間さん、努力で幸せになれますか

2010年07月17日 | Weblog
 勝間和代、香山リカ対談集 目標を持って努力や勉強や能力向上を目指す女性の助言者とそれを実行してきた勝間氏と精神科医から見た現代の女性の精神的な悩みをお互いに討論のなかで理解しようとしている。読んでる人から見れば、努力で結婚以外は成功を収めている勝間氏と努力しても報われない女性が精神を病んで香山氏の患者になる者が多い現実。香山氏は怠け者で努力しなくったて幸せを感じられると言い、勝間氏は、努力の過程が幸せを感じるという幸せの感じる前提が全く違うので、討論は、噛み合わないし同道巡りをしてしまう。努力をしないと言う香山氏は、何故か精神科医でありよく本を出したり講演をしたりしている。努力無しでは、医者には成れないし本も出せない。講演も呼んでもらえないと思うが。
 まあ、二人の成功者の女性と出版社が本を売って儲けようとした下心が見え見えの企画本でした。

悼む人

2010年07月17日 | Weblog
 天童荒太著 事故死や殺人で亡くなった人を悼むことをして全国を行脚している主人公の行動を誰も理解できず本人も良く説明が出来ない。ただ、家族と旅の途中で出会った夫殺しの女性とフリーランスの新聞記者が話しに絡まって物語を膨らませている。死者を悼むと言う行動は、忘れ去られる死者の生前の人に愛されたことを心に刻む行動で死者を悼む。まあ、良く理解できないけれど人は死んでも誰かの心に残ることが安らぎと捉える著者の考えがあるのか。

犬どもの栄光

2010年07月17日 | Weblog
 佐々木譲著 ロシア語の翻訳をしている女性が主人公。余市だか赤井川か知らないけれどでんぷん工場を別荘にして暮らそうとしたところ、元警察官の事件に巻き込まれてしまう物語。その元警察官は、昔過激派の逮捕に参加したことで過激派から命を狙われ、警察からは、不満分子として命を守られないという極限の状態で主人公と元同僚の助けで命を狙っている者と戦い終には、勝利する。著者得意の警察物語と一部重なるが警察内部の物語ではないし執拗な敵との戦いと言うところが面白い。

鳩山一族

2010年07月17日 | Weblog
 佐野眞一著 鳩山首相の生い立ちから兄弟、曽祖父のとの関係や何故多くの資産があるかなど、一族に纏わる話。資産は、元々あったのだろうけれども、母親の遺産相続が大きい。ブリジストンの創業者の娘で遺産が大きく引き継いだ。その遺産の中には、ブリジストンの株が有った様で毎年の配当が大きいらしい。それって、ブリジストンの社員や下請けが一生懸命に稼いだ金だろうに。創業者の苦労もあったろうが社員の苦労も相当だったはず。
 そんなに株の配当があるのであれば社員や下請けにもう少し分けてやればいいのに。話は変るが日産の社長の年収が8億円を超えている。やっぱりこの資本主義はどこかおかしい。そうこう言っている内に鳩山首相は、辞任した。金も名誉も欲しがり私達の生活はどうよ。もう少し真剣に政治を行って欲しい。