テニスを楽しく

一生涯テニスを楽しもう!

氷の森

2016年03月26日 | Weblog

 大沢在昌著 麻薬取締官を退職した主人公が探偵事務所を開いた。娘の疾走を調査依頼されたことにより事件に巻き込まれる。暴力団や芸能人らを陰で操る人物が事件の黒幕として現れるが主人公が追い詰めて対決する場になって操っていた暴力団の幹部によって殺されていたのが結末です。この黒幕が人の弱みを握って取り巻きや暴力団を動かしていた筋書きですがちょっと無理があります。麻薬取引で財を成し飛行機事故で死亡したように偽装し事件の黒幕としてはどんな人物かと思い読み進めていったが、大した弱みでもなく人に秘密を知られたくないほど言いなりになるような人々が大勢いるとは思われませんでした。


赤めだか

2016年03月19日 | Weblog

 立川談春著 立川談志に入門した談春が落語家になる過程を描いた作品。師匠談志の型破りな個性や弟子への愛情を描いている。前座の厳しい修行や二つ目になる談志の試験が描かれ落語家協会を脱会し寄席に出れない弟子たちが落語家を目指し悪戦苦闘する。面白く読みました。


北海道室内テニス選手権大会 第2回目

2016年03月12日 | Weblog

 QF 6-3,1-6,3-6 T田さん

 1セット目は、足が動いて作戦が上手く行きました。サービスキープで4-3になったリターンゲームでやっとブレークできました。基本的にバックにボールを集めました。バックは、スライスボールで繋ぎました。多少浅くなってもバウンドが低く攻め込まれないボールでチャンスボールを待ちました。

 2セット目は、1セットをブレイクするも後の攻めが雑になりノーアドゲームが取れません。ミスが多くなり主導権が取れませんでした。

 3セット目は、2-3でリードされるも6ゲーム目をブレイクでき反撃のサービスゲームを落としてしまい粘り切れませんでした。短いボールをアプローチ掛けるも切り返されました。もう少し余裕をもってアプローチを掛けなければなりませんね。 


建築士・音無薫子の設計ノート

2016年03月11日 | Weblog

 逢上央士著 医師や刑事が主人公の小説が多々あるが建築士を主人公にした小説は、初めてでした。既存建築物の改修を題材にしリホームとイノベーションを使い分け住む人や改修を希望する注文主の人生観や人生に踏み込み設計を提案する。専門用語を少なくし説明も分かり易く中々面白いです。最も面白いのは、ペンネームの「あいうえおうじ」で図書館や本屋の棚で赤川次郎や浅田次郎の前を占有する名前です。それを上回るペンネームを付けると「亜合植夫」でしょうかね。


暗黒旅人

2016年03月11日 | Weblog

 大沢在昌著 恋人と自殺を考えた主人公が不思議な老人と出会って使命人となる。その引き換えに売れ子小説家になり恋人は女優になり成功を収める。しかし、主人公は、使命により邪悪な組織と戦うはめになりそれぞれの危機を乗り越えて行く。最初は、使命が何かが興味がありどういった展開になるか期待してましたが、最終の展開で蛭に似た怪物が登場するにあたって残念感が大きくなりました。


村上海賊の娘

2016年03月06日 | Weblog

 和田竜著 安土桃山時代の海賊を題材にした時代小説。瀬戸内を支配する村上海賊と眞鍋海賊が毛利家と織田家側に付いて戦う。織田側が兵糧攻めにしている一向宗に兵糧を運び入れようとする村上海賊が戦いに鬼手と呼ばれる姫を先頭に立て戦う戦法になって眞鍋海賊を打ち破る。古文書の記録を一部解説しながら話は進む。信長公記などの記述を引用しながら歴史に則り話が進む展開ですが時代小説で面白い展開です。海賊の姫がダイ・ハードの主人公みたいに窮地に陥っても反撃し最後は勝利します。兎に角強い姫ですし海賊です。