テニスを楽しく

一生涯テニスを楽しもう!

苦役列車

2011年09月26日 | Weblog
 西村賢太著 自分の生い立ちから現在までの生き方を飾らずに表現しているような小説です。自分の性格の悪い部分を正直に見つめ表現しているのが痛ましく思え、また、芥川賞を取る等小説家と認められいる。以前に読んだ著者の小説は、ちょっと読みに耐え難い作品であったが今回は、客観的に主人公を描いていてる。

ストリー・セラー

2011年09月21日 | Weblog
 有川浩著 女性作家に纏わる話が2題収められている。夫婦の物語で女性作家が不治の病で死ぬ物語と女性作家の夫ががんで死ぬ物語です。どちらも夫婦のやり取りが切ない内容になっています。小説家とは、本当に物語を作るのが上手いですね。

マボロシの鳥

2011年09月16日 | Weblog
 太田光著 タレント本。短編小説が何編か編集されている。小説の魅力で単行本になった訳ではなさそう。漫才師爆笑問題の人が小説を書いたので出版されたようですね。代表作の「マボロシの鳥」ですが情景描写が伝わってきませんし無駄な言葉を散りばめてクドイです。内容もさることながら何を表現しょうとしているのか解りません。タレント本ならゴーストライターが書いているのが多いのでこれ程キレのない表現にはならないのですがこれは、本人が書いているのでしょう。帯に角田光代が称賛しているが不思議である。ビートたけしは、内容には触れていない。もっともである。劇場に天窓があったり客が入りすぎて窒息しそうになったりあり得ない情景です。内容も支離滅裂です。

KAGEROU

2011年09月15日 | Weblog
 齊藤智裕著 自殺しょうとした男が臓器移植の組織に助けられて死を希望して体を売る契約をしたが心臓を移植した後、手違いで目覚め移植相手の少女と関わるうちに生に目覚めていく物語。生死に関する考え方をテーマにして書かれている。死を希望することは、生きたいと思うことの裏心理であるという精神科の本に書かれていたことが思い出されます。最後に臓器移植の組織の担当者が脳死になり主人公の脳を移植した落ちがついていました。

孤舟

2011年09月13日 | Weblog
 渡辺淳一著 大手広告会社の役員をしていた主人公が定年で退職したことにる妻との不協和音や娘との関係がギクシャクしていく様子を描き男の退職後の生き方を提示している。確かに毎日が日曜日になり時間をもてあます事になるだろうけどいつかは、自営業等でない限りサラリーマンは定年を迎える。その準備を今からしておかないと酷い目に遭うという教訓的な小説である。著書のこれまでの代表的な小説と少し趣を変えて老いについて、考えさせられました。

天童よしみコンサートとナイター大会

2011年09月08日 | Weblog
 天童よしみコンサートに行ってきました。2階桟敷席で観ました。上から見下ろす状態でしたが歌が上手く感動しました。特に昭和の名曲を歌い美空ひばりさんの歌は、見事でした。見た目は、こけし人形のようでユーモラスですが歌が上手いですね。川中みゆきと違った声の伸びとこぶしをあまり使わない歌い方が良かったです。その後は、ナイターテニスのミックスの試合がありました。天童さんの歌が効いたのか優勝することができました。市民大会に次ぐ優勝です。

爛れた闇の帝国

2011年09月07日 | Weblog
 飴村行著 何とも理解しがたいが時代のつじつま合わせのように吸血蝙蝠にかまれた旧日本兵と兄による憎み合いと高校生の母親と自分の出生の秘密が複雑にからんで最後にどんでん返しの様な仕掛けを持ってきている。
 内容が深くなくエロと暴力が決まりのようにセットされ拷問も加わり醜い小説になっている。

モルフェウスの領域

2011年09月02日 | Weblog
 海堂尊著 人工凍眠ですか。システムのことを詳細に語っています。この制度と凍眠した少年を護るため主人公も凍眠してしまう。良く解りませんね。後、システムを詳細に説明している割にそのシステムを動かすための最初の引き継ぎをどうしたのか?