テニスを楽しく

一生涯テニスを楽しもう!

マリアビートル

2012年02月20日 | Weblog
 伊坂幸太郎著 前半の「機関車トーマス」の引用の話が長すぎ物語のテンポが悪く眠くなってしまった。後半は、テンポ良く進み読みやすくなってきた。作者の拘りかもしれないが物語の味付けにしても何回も同じ話を語らせるのはどうか?結局、主人公の目的や話の落とし所は、何も意味をなさないように感じた。

石狩インドアテニス大会

2012年02月13日 | Weblog
 予選リーグで3試合し2位で2位トーナメントに進出しました。予選リーグの最後の試合は酷い内容でした。足が動いていないのかボールがエンドラインンを割ることが多くなりリターンもやっとボールに届くことしか出来ませんでした。簡単にアウトボールを打ってしまう事に修正ができませんでした。次の日のトーナメントも酷い内容で簡単にボールエンドラインを割ってしまいやっと修正が出来たのは1-4ともう後が無い状態でした。それから4-4まで粘ったのですがノーアドで2ゲーム落としてしまい負けてしまいました。攻める気持ちでボールを打っていったのですが尽くアウトになりネットを取ると簡単なボレーをミスしてしまい良い所がありませんでした。待ちの気持ちではなく攻めてミスしていたので良しとしますか。

月と蟹

2012年02月13日 | Weblog
 道尾秀介著 男子小学生の転校生2人と同級生の女の子に纏わる物語。主人公の男の子は、父親を癌で亡くし、同級生の女の子は母親が男の子の祖父が操縦する漁船が事故に遭い同船していため亡くなった。そのわだかまりともう一人の男の子との関係などが人間の嫉妬心や葛藤などで描かれている。そして、最後の方は主人公の母親と女の子の父親が付き合い始めたことにより主人公の母親に対する心情が書かれているが小学生がこんなにものを深く考えたり自分の心を分析したり出来るのかと思えるほど詳細に描いている。人間の心情を描くのに何故小学生であったり同じ場面のヤドカリを神として葬ったりする場面を多くしたのか?くどいほどヤドカリが出てくるが題名の蟹は、重要な意味の場面に出てこない。祖父が死ぬ間際に唐突に蟹と月夜の話をするだけです。題名は、ヤドカリに因んだ名前の方が良かったかもしれませんね。

臨床真理

2012年02月08日 | Weblog
 柚月裕子著 臨床心理士である主人公が患者に纏わる少女の死とその究明に挑む物語。主人公が信頼を寄せている医師が犯人だったという筋書きで良くある筋立ての物語です。患者は、人の話す言葉に色がついて見えるという不思議な設定ですがこの設定も必要が無いくらい犯人が想像できました。ミステリーに良くありがちな事件の詳細を危機に瀕している主人公に長々と説明する犯人なんていますか?作者の思いは解るけれどもう2捻りぐらいあっても良いと思います。

ひかりの剣

2012年02月03日 | Weblog
 海堂尊著 医科大学の剣道部の大会をめぐるスポーツ小説。剣道部の主将を務める性格が正反対の二人の主人公。ライバル大学で優勝旗を争物語。一人はちゃらんぽらんでも剣道の才能がずば抜けている主将と真面目で融通が利かない努力を惜しまない主将が決勝戦で対決するまでの話です。どこかで読んだような可視感があり、思い出してみると「BOX!」と内容が似ています。ボクシングと剣道の違いはありますが生真面目な学生とどこか斜めに構える学生がライバルになりお互いを認めながら成長する過程が似ていますね。スポコン物語はどこか内容が似通ってくるみたいですね。