山田洋次監督の映画です。東京家族の俳優の配置を同じにし内容が主人公が妻から離婚を切り出される。それにまつわる家族の葛藤をコミカルに表現しているし笑いが起こるような演技に面白味があります。監督の細かい演出にこだわりを感じました。
北村薫著 推理小説です。大学生の主人公が後輩の高校生が高校の屋上から転落した謎を解く物語。本筋のほかに色々なエピソードが描かれ謎解きの最後は、落語家の紫園が謎解きをします。シリーズもののパターンです。
大沢在昌著 戦場カメラマンが同じ戦場カメラマンの死によりその最後をカメラに収めた写真がＡＰで世界中に流れた。死んだカメラマンの弟により命を狙われる物語。戦場の写真を撮ることに疲れた主人公が工業デザイナーになって仕事を行っているが戦場の写真を撮ったことにより命を狙われる。誰に狙われているかが最初から謎でしてが死んだカメラマンの弟から狙われているので誤解を解こうとしているが最後まで命を狙われ相手を打ち負かす。最後は、ハッピーエンドの終わる。
逢坂剛著 家庭裁判所の調査員と大学の精神医学教室の教授とが容疑者の情状を鑑定する。その過程で真犯人を暴く内容。他に短編の推理小説が収められています。それぞれが面白い結末を迎えます。
上田秀人著 戦国時代の宇喜多家の4代にわたる物語。主人公の祖父が裏切りに会い落城し父と落ち延び宇喜多家の再興を近い苦労し家を興す。そして、裏切った者たちに仇を討つ。その過程で小大名の力の無さから毛利家や諸大名に同盟を結んだり裏切ったりし藩を維持していくが織田信長の家臣秀吉に同盟を結び藩の勢力を伸ばしてゆく。しかし、秀吉の死後跡を継いだ息子が関ヶ原の戦いで豊臣家について、徳川連合軍に敗れ宇喜多家は取り潰される。その後八丈島に島流しになり、そこで子をもうけ4代目が亡くなり物語は終わる。戦国時代は、裏切りや陰謀、暗殺が一般的で家を存続するためや欲望のために何でもありの世の中で生き残った者が勝者だとの考えが描かれたいる。