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親鸞と道元

2011年04月27日 | Weblog
 五木寛之・立松和平共著 二人の仏教に対する対談をまとめた本。立松氏は、対談の後、亡くなってしまいました。五木氏は、親鸞の浄土真宗、立松氏は、道元の曹洞宗から日本の仏教の教えについて対談している。今、北海道新聞で親鸞を連載中の五木氏は、親鸞の生涯を小説の主題にしそこから仏教の教えの歴史や伝道史に造詣が深い。浄土真宗は、世の中の「無常」を捉えすべて阿弥陀如来に念仏を唱える教義と思える。
 葬式の作法も他宗とは異なり塩の清めが無く死を穢れとして扱わない。線香も立てないしお供えのご飯に箸を立てない。その他色々と違いがあるが教義の奥底は、曹洞宗も民衆を救うとの考えが同じようだ。

一刀斎夢録

2011年04月11日 | Weblog
 浅田次郎著 新撰組三番隊長斎藤一が大正まで生き延びて近衛兵に語る西南戦争や新撰組の状況を語っている。著者は、「講談師、見てきたように語り」と言うが著者本人が見て来たように描き語らせている。小説家はこうも想像力豊かに物語を膨らまさせ史実も一部変えて小説を書くものか。面白く読みました。