テニスを楽しく

一生涯テニスを楽しもう!

海賊とよばれた男

2014年03月26日 | Weblog

 百田尚樹著 色々と発言が物議を醸す著者ですがこの小説は、戦後の日本において石油販売で成功を収めた主人公の立身伝と武勇伝です。昭和の匂いが強く出ている物語です。色々な困難や苦労を乗り越えて成功する物語で著者と同じ年代の人々は、面白く読めるでしょう。「ボックス」もそうでしたがスポーツ根性物語や立身伝は、分かりやすく読める娯楽映画にもなる筋立てです。


アスクレピオスの愛人

2014年03月19日 | Weblog

  林真理子著 WHOの女性医師を主人公に設定しその元夫や娘、WHOに派遣される医師と医療法人の理事長を登場人物にした物語。医療小説ではなく人間の愛憎を描いた小説でもない。色んな男性と関係を持つ生き方と外国で伝染病と対決する主人公のギャップを描きたかったのかのかも知れません。人間の二面性を描きたかったのか良く分かりません。結末は、東北震災の場面で終わっています。良く分からない小説でした。


四龍海城

2014年03月04日 | Weblog

 乾ルカ著 オホーツク海を想定した海に浮かぶ島。島全体が発電所となっている所でその島を出られる条件が人を思いやる心と記憶を差し出す事が条件と言う結末。荒唐無稽の設定ですがミステリー風で最後にどう終わるかが疑問で期待して読んでしまいました。