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楽園

2019年10月27日 | 映画

 綾野剛と杉咲花主演のミステリー映画か。小学1年の女の子が行方不明になり直前まで一緒にいた紡(杉咲花)が大きくなってその時を思い出して行く。犯人として住人から疑われる豪士(綾野剛)。12年後の紡を中心に物語は進むがそれと同時進行にこの街にUターンして養蜂家になった善次郎(佐藤浩市)の古くからの住人達との軋轢を描いて行く。紡が大きくなって杉咲花が演じるのは良いとして綾野剛は、12年間の時間を感じさせない演出は、どうか?また、アイカの祖父(柄本明)が公営住宅の玄関ドアを蹴破る演出は、アメリカのアクション映画では良いのですが、この映画ではやり過ぎでしょう。どんなに怪力の大男でも外開きの玄関ドアを蹴破ることは出来ないでしょう。また、住人い追われた豪士が食堂に逃げ込んで助けてくれと言いながら客のテーブルをひっくり返しカウンターの物を排除し、カウンターの中でどうゆうわけか灯油のポリタンクに灯油がありそれをまき散らし自分も被るのか。その間に食堂の主人は警察に通報しないのか。現実性が見られません。それと同時に善次郎がはちみつで村おこしを考え市役所に掛け合ったのが地域の老人たちの村八分の嫌がらせに会いその事で住人お年寄り達を殺害しなければならないのか。犬を連れ歩けなくなったとか、裏山に植樹した木を市役所が排除したとかで絶望して殺人する動機とは、短絡過ぎます。作品の演出に深みがありませんでした。


異類婚姻譚

2019年10月24日 | 

 本谷有希子著 夫婦が年月が経つと良く似て来ることに違和感を感じ夫の顔と自分の顔も似て来ることに抵抗があるがお互いが入り混じり訳が分からくなって行く。物語の内容も訳が分からなく最後は、夫が花になってしまう。話の途中に挿入された老夫婦の猫の問題も何を表現したくて入れたのか読み取れませんでした。この内容で芥川賞ですか。本屋大賞の本の方が良かったですね。選考委員の判断でしょうが何が良かったのでしょうか。


君の膵臓をたべたい

2019年10月24日 | 

 住野よる著 衝撃的な題名でどのような内容か興味が湧きました。男子高校生と女子生徒が女子生徒の膵臓の病気で余命1年で男子生徒との交友を巡る物語。現代版「愛としをみつめて」なのでしょうか。女子高生が病気で死ぬのではなく通り魔による殺人で突然死ぬのは、予想外でした。その女子高生が残した共病文庫と言う名の日記がせつないです。女子高生と男子高生の交友が読みどころです。


いまさら翼といわれても

2019年10月10日 | 

 米澤穂信著 仲良しの高校生が謎解きしながら事件を解決する短編集。最後の短編が本の題名になっている。殺人事件と言うような大きな事件ではなく学校内で起きるちょっとした事件を解決して行く。ミステリーと言えばミステリーですがハラハラドキドキもなく何故と言う問題の謎解きが多いです。著者の力量でしょうが面白く読みました。


アドアストラ

2019年10月04日 | 映画

 地球外生命体を探索する宇宙計画で冥王星付近で消息を絶った父親を捜す主人公が30年ぶりに再会した父を地球に連れ帰ろうとするが父は拒んでしまう。父親を求めて危険を冒しながら冥王星までたどり着くまでを描いている。無重力の状態を映像で表現しているが宇宙船のニュース映像で見るように上手く表現している。しかし、内容は狭い宇宙船内でピストルを撃ったりしているのは、いただけない。折角無重力を表現しているのに跳弾の危険があるのにピストルを使うのはどうか?実験動物に襲われた船長の宇宙服のヘルメット?が割れているのをガムテープで補修して宇宙空間を移動して連れ帰ろうとするのはどうなのか。主人公の混乱を表現しているのか。最後に冥王星から帰還する推進力に父親の宇宙船を爆発する爆風?を利用する表現はどうか。宇宙区間に大気はないし爆発した破片を推進力にすれば宇宙船は、破損または破壊してしまうのではないか。帰還宇宙船に戻るのに宇宙船の部品を盾代わりにして冥王星のリングを横断するのは、無理があり過ぎる。

 と言う事で宇宙空間の表現だけで父親と主人公にの葛藤とか浅く表現しているし特に感動もなく俳優陣のブラッドピットとトミーリージョーンズだけの映画でした。