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ペテロ

2014年01月30日 | Weblog

 今野敏著 殺人現場に残された古代文字の謎を解いて殺人犯に迫る推理小説。謎解きをするのが古代史を研究する外国人教授で捜査会議にも参加し自分の自家用車を提供してしまう。推理小説はリアルであればある程謎解きや犯人に迫る臨場感があると思いますが、この小説は、何故か一般人の教授が古代文字に詳しいと言う理由で捜査会議に参加してしまう。あり得ない話で、それも自分の大学を休んでまで協力すると言う設定が非現実的です。推理小説にも探偵などが登場しますが、これは、ヒーローものですのでそれはそれで読めますがこの物語は違います。古代文字の謎に迫るのであれば教授に時折参考意見を求めながら物語を進めた方が良かったと思います。例えば密室殺人の推理小説で犯人は、壁を通り抜ける特殊能力があったなどと言う設定は、SFかホラー小説になってしまいます


光圀伝

2014年01月27日 | Weblog

 冲方丁著 うぶかた・とう 著者の名前も読めませんでした。徳川御三家水戸藩主の物語。テレビドラマでおなじみの水戸黄門の生涯を描いています。751ページは、読むのが大変でした。長すぎますね。宮本武蔵との絡みのエピソードは、不用でしたね。史実で実際に記録が残っていれば別ですが著者の創作であれば不用でした。大日本史の元を残す組織を作ったのは、史実でしょうが色々なエピソードが長すぎました。


七つの会議

2014年01月06日 | Weblog
 池井戸潤著 最初の出だしを読んでいると一度生んだことのある小説を読んでいる感覚になりました。ですが読んだことはありません。そう、ドアラまで見ていました。そのドラマの原作だったのですね。会社の不正に対し告発したベテランの営業係長が最後に不正の真相を暴きます。とても面白く読みました。