テニスを楽しく

一生涯テニスを楽しもう!

用具係

2015年04月18日 | Weblog

 入来祐作著 プロ野球の投手で活躍し、引退して球団の用具係となった著者の人生を振り返る自伝です。華やかなプロの投手として活躍して夢を実現させた後に引退してからの人生が見えなく不安な時を過ごし裏方としての仕事を得て選手の時に分からなかった事を体験して人に感謝することを覚えます。謙虚に生きることが大切なこととして書かれています。プロの世界の厳しさと成功すれば栄光と報酬が得られる世界から一球団職員となって地味な生き方の中で野球に携われる喜びを見出すことが書かれています。


屍蘭 新宿鮫Ⅲ

2015年04月15日 | Weblog

 大沢在昌著 鮫島刑事が美容クリニックの女性経営者の胎児販売の犯罪を暴く物語。女性経営者の過去と看護師と関わりから看護師の殺人を突き止め核心に迫っていく。元刑事との遣り取りや警察上層部の鮫島刑事を警察組織から排除する動きが絡まり話は展開される。危機を上司の課長と切り抜けて行く。犯人は、始めの方で明かされているが、どのように主人公が犯人にたどり着くかが見せ場です。 


毒猿 新宿鮫Ⅱ

2015年04月11日 | Weblog

 大沢在昌著 新宿鮫シリーズの2巻目です。台湾のやくざの親分とその命を狙う殺し屋との攻防を日本のやくざ組織を巻き込み展開される。暗殺者の通称が毒猿で台湾の腕利きの刑事が日本まで毒猿を追跡してくる。鮫島刑事と協力しながら毒猿を追い詰めるがその過程で日本のやくざに対話の刑事が殺されその意志を継ぐようにして鮫島刑事が殺し屋を逮捕するがその殺し屋が虫垂炎からの腹膜炎で死亡してしまう結末です。話の展開は面白いです。意表を突く展開があり登場人物のキーマンが殺されてしまいます。暴力団の構成員が殺し屋に徹底的に殺害されまくります。警察の組織力が無力で鮫島刑事の孤軍奮闘の活躍が見せ場です。はぐれ刑事の活躍する娯楽小説ですね。


新宿鮫

2015年04月01日 | Weblog

 大沢在昌著 1990年初版の著者の代表作。当時は、ハードボイルド小説は苦手で読んでいませんでした。譲り受けた文庫本で初めて読みましたがダイ・ハード的な主人公が犯人を追い詰めて行きます。一匹狼的な刑事が危機に会いながら犯人を突き止めて行きます。ロックバンドのボーカルをしている彼女が犯人に狙われる。また、主人公をよく思わない公安刑事が的を得ない捜査を行い話の展開を面白くしている。