角田光代著 不妊治療の人工授精で生まれた子供たちが同じ境遇の者同士の親と別荘で毎年、キャンプと称して集まっていた。突然、中止になりそれから会うこともなく大人になった子供たちが自分の出自を知って遺伝的繋がりのある父親の存在を意識し過去を探ってい行く物語。 自分の生い立ちや生活が何時も疑問に思っていたことが解明されて納得のゆく者やそれでも父親を探すのに拘る者との葛藤が描かれている。最後は、自分は自分として個を確立して行く。著者の物語を構成して行く力に感銘を受けました。
佐々木譲著 道警を舞台にした刑事もの。捜査協力者の殺害でヒットマンから主人公の協力者を護る内容。良く知る地名が出てきて臨場感が感じられました。面白く読みました。
沢尻エリカ主演の話題作。沢尻エリカの美しさを全面に出した映画です。全身整形の美女になった主人公がモデルで成功をおさめライバルを蹴落としながら自分のスキャンダルや整形を暴露され落ちぶれていくという内容。どうも筋書きが良くありませんん。沢尻エリカの裸や演技が良くてもストーリーが今一です。女優さんは凄いですね。スタイルも良くて顔も美しく演技は体当たりで土砂降りの雨のの中の演技も迫力がありました。でも、筋書きが結末が、そして大森扮する検事が何故、主人公にこだわるのか解りませんでした。
綿矢りさ著 一人の男をめぐる二人の女性の話。元の彼女と同居した男に嫉妬する今の彼女の葛藤を描いている。最後は、彼氏にブチ切れて物語は終わる。どうもこの著者とは、相性が悪いみたいです。面白く感じません。前に読んだ受賞作品は何を描いているのか理解できませんでした。今回は、多少読みやすかったのですが面白味が無かったです。話は変わりますが、いつから元カノと元カレとかの言い回しをするようになったのでしょうか。最近別れたのは、前彼女とか前カノでその人の以前に分かれていれば「元」を使うのではないでしょうか。「前」と「元」の使い分けは、政治家だけでしょうか。
残念です。負けてしまいました。ノーアドのゲームが4回くらいありましたが尽く落としてしまいました。攻めボールが無いですね。球に追い付いていけなかったですね。反省点は数々あります。また、一つずつ克服しなければなりませんね。
窪美澄著 三人三様のそれぞれの苦難を抱え自殺をしようとした3人がクジラを見に行くことで自殺を思いとどまる。それぞれの別々に苦悩が書かれ終盤に三人が関わり合う。最初は、短編小説家と思ったが終盤にそれぞれの人生が交わり合う。面白い設定でした。
昨日、国際オープンのテニスを観戦しました。シングルス決勝は、内山選手と韓国の選手で争われました。韓国の選手は、とにかく拾いまくり動きまくりでした。決して諦めないプロ根性で試合の流れを引き寄せました。内山選手は、強打でチャンスを作るも決めボールが尽くラインを割りました。最後の方は、韓国の選手のネットインやエンドラインに乗るボールも有り押し切りました。やはりテニスは、拾うこととミスを少なくすれば流れは、自ずと引き寄せられる見本の様な試合展開でした。