青山文平著 江戸時代、女房に縁のない主人公が初老になり久しぶりに会った幼馴染に離れを貸すことになる。3回目の女房との間で別れ話が出ている時に女性の使用人を雇いその女が使用人の男と心中事件を起こす。女は生き残り幼馴染とも心中事件を起こした噂話が聞こえてくるが本人に直接聞けない。そこにその女性が物売りになり主人公の家に味噌を売りに来る。その味噌を味が今一つ合わないが買うことにし離れの幼馴染にも味噌を売ろうとする。過去のいきさつもあり女性の生き方の力強さに感動する。短編が女房に纏わる話だけで編集されている小説です。
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