東直己著 主人公の不真面目な北大生が薄野の夜の街を飲み歩き色々な事件に顔を出しやくざに殺されかけながらも生きてゆく物語。地名等が馴染みのある名前で出てくるので親近感があります。北海道や札幌以外の人では、あまり親しみの無い中途半端な学生による冒険譚という所でしょうか。主人公が余りにも夜の街を徘徊している事で色々な人とのつながりやトラブルに関わるが結局、何も解決され無く最後は、札幌に出稼ぎに来たフィリピンのダンサーがあちらの国の潜入捜査官だという落ちがついています。昭和の50年代でしょうか?その年代の物語のようです。
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