メキシコの隅っこ

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マングローブの動物たち

2008-01-18 09:19:22 | 動物
ええい、もう突っ走るぞ~!
……しばらくだけね。

てことで、昨日のフラミンゴの続きです。
ボートでフラミンゴを堪能したあとで、マングローブの林に連れて行かれます。



まあこんな感じの木々のあいだを抜けるわけです。
マングローブってのはヒルギ科の何種類か、それに近縁種が混じっているようですが、
その和名ときたら、メ(雌)ヒルギ、オ(雄)ヒルギ、ヤエヤマヒルギなんてのはまあわかるとして、
ヒルギ科以外の名前はヒルギモドキヒルギダマシ
なんて言われてもねえ、人間が勝手にだまされてるだけで、植物に悪気はあるまいに……。

で、桟橋?があって、そこで「ハイ、降りて~」と言われ、
マングローブのあいだに敷かれた板の道を歩くわけです。



周囲はジュラ紀と見まごう、ってことはないけど、
そこそこのジャングル。

ガイドさんの説明によると、マングローブには
赤いのと白いのと黒いのとあって、
赤いのは、ご存知、紅茶の成分でもあるタンニンを含んでいるわけで、
そのマングローブが多いところでは水が赤く染まると。



うっそうと薄暗いジャングルの中なので、多少手ぶれしてしまいました。
でも水が赤く、かつ透きとおっているのはわかるでしょうか。
「泳いでもいいよ~、綺麗な水だよ」と言われましたが、
いかにユカタンであろうとも、11月。
わーいっ! と飛び込む物好きはさすがにいませんでしたね。
いや、いたっけか……? すでに記憶が曖昧。

マングローブ、スペイン語で Manglar
もとはグアラニ語からできた言葉なんだそうです。
へええ~、知らなかったよ。
グアラニ語って、ウルグアイとかボリビアあたりのインディヘナの言葉です。
それで、「捻じ曲がった木」という意味なんだとか。
まあ確かに、グネグネと曲がってます。

で、この入り組んだマングローブと潮の満ち引きによって
複雑な生態系ができているので、動植物が豊かなことでも有名。



シラサギ、で済ませようかと思ったんですが、
こないだあれだけウダウダ書いた手前、そうも行かないか……。
と調べてみました。
よくわからんけど、たぶん、アマサギ Bubulcus ibis



ぼけぼけのコイツは、たぶん、アメリカササゴイ Butorides virescens



ナマケモノ

です。
単に、木の幹にできたコブです。
それともアリの巣かな?



この子は……図鑑を端から端まで舐めるように見ましたがわからず。
カワセミ、にしては頭が小さくてバランスがぜんぜん違うし。
寒くて体を膨らませているだけかもですが、
幼鳥の可能性もあります。そうなると、お手上げ。

写真に撮れるくらい大きなのはやはりこういう動物ですが、
木の根っこ辺りや水の中には、貝とかカニとか
いろいろな水棲動物がいるはずです。
マングローブ探検も面白いですよ?
(ホントは、作ってある道だけじゃなく、ザバッと潜るともっと面白い。
 カルメンで研修やったときにやりました……)