メキシコの隅っこ
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メキシコの隅っこに住んで早や十年以上。あちこち鼻を突っ込んで、面白いもの珍しいものはないかと探索中。でもなんか浮世離れしたものが好きかも……。メキシコにはそんなものがいっぱいあります~。むふ。天国。
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インディオは大儲けしたかどうか?
文学
/
2006-04-07 09:14:33
さて、それではお話を最後まで続けましょう~。
まだ下の記事(「
メキシコ人の安請け合いには理由がある?
」)を
読んでくださってないかたは、そちらを先にご覧くださいね~。
ウィンスロップ氏がインディオに出した難題、
千個の籠を売るとしたら、単価はいくらにすべきか?
皆さんはいくらくらいにすべきだと思いますか?
翌日ウィンスロット氏がインディオを訪ねていくと、
またいつもどおり小屋の前に座って籠を編んでいた。
「千個の計算は済んだかね?」
こんにちはを言う間も惜しんでウィンスロット氏は訊ねた。
「はい、親方。どうか親方にもお恵みの日でありますように。
お値段ですが、計算してみました。
信じてください、とっても大変だったんです。
親方を騙すことになってはいけないし、
かと言って親方の公正な儲けを損させてしまってもいけないし……」
「御託はいいから、アミーゴ、いくらだね? 値段はいくらになるんだね?」
ウィンスロップ氏は神経質に訊ねた。
インディオは答えた。
「よく考えて間違いのないように計算した末のお値段は、次のとおりです。
千個の籠を作るとしたら、一個当たり4ペソになります。
五千個作るとしたら、一個当たり9ペソで、
一万個作るとしたら、一個は最低でも15ペソということで。
もう一度申し上げますが、この計算は間違っておりません」
ウィンスロップ氏は、スペイン語がよくわからなくて、理解できなかったのだと思った。
「一万個買うと、一個15ペソって、そう言ったかね?」
「そのとおりでございます、親方。間違いございません」とインディオは穏やかに答えた。
「しかし、100個買えばひとつ65センターボだと言ったじゃないか」
「はい、親方。もし私が百個、籠を持っていたとしたら、ひとつ65センターボでお譲りしますよ」
「そうだろう、そうだろう」ウィンスロップ氏は頭がおかしくなりそうだった。
「それじゃあどうして一万個を同じ値段で売ってくれないのかね?
値引きしろとはもう言うまい、しかしなんでまた、そんなにおっそろしく値上がりしなきゃいけないのだ?」
「親方、単純なことですよ、どうしてお分かりになりませんかね?
千個の籠を作るには、一ダース作るのの百倍の時間がかかります。
一万個作ろうと思ったら、一世紀かかっても終わりゃしません。
良識
があって
正直
な人間なら
誰にでもわかる
ことです。
(だんだん嫌味が効いてまいりました!)
千個の籠を作るには、百個の籠より多くの藁が必要となるだけじゃありません、
色染めのための植物、根っこ、種、虫もみんなそれだけ必要になります。
たとえば紫に染めるための虫を見つけるには、ジャングルを三日か四日歩き回らないといけないんです。
藁を加工するのにどれだけ時間がかかるかも、ご存じないかもしれませんね」
インディオはさらに続ける。
「そして、それよりももっと重大な問題があります。
私が籠を作るのにかかりっきりになったら、誰がトウモロコシや山羊の世話をしますかね?
日曜日のご馳走のためにウサギを捕まえに行きますかね?
トウモロコシを収穫しなければ、トルティーヤすら作れません。
そうなったら、何を食べればいいんでしょうか?」
「籠にいっぱいいっぱい金を払うと言ってるんだ、
その金でトルティーヤも豆も、好きなだけ、何でも好きなだけ買えばいいじゃないか」
とウィンスロップ氏は反論。
「親方はそう思いなさるでしょう。けど、見てください。
私が蒔いたトウモロコシからは収穫できることは間違いないです。
しかし、買おうと思ったら保証はない。
それに、考えても見てください、もしもこの辺りのインディオが全員、籠を作ることになったら?
誰がトウモロコシや豆を作るんですか?
わしら、みんな飢え死にしてしまいます」
「この辺に親戚はいないのかね?」
2万ドルの夢が消えそうになって絶望的なウィンスロップ氏は訊ねた。
「この村のほとんどの住人は、私の親戚です、親方」とインディオ。
「それじゃ、その親戚がトウモロコシや何か、手伝いに来てくれないのかね?」
「来てくれるでしょうが、親方、そうなったら誰が彼らのトウモロコシの世話をしますかね?
同じことですよ、親方。誰もトウモロコシを作らなくなって、
そうしたらどれだけお金があっても買えないほどにトウモロコシの値段は上がって、
みんな飢え死にします。
そう考えると、籠をひとつ65センターボじゃ売れないってわかるでしょう?
15ペソより安くはできないんですよ」
それでもウィンスロップ氏は諦めようとしないで、
手帳を取り出して数字に数字を連ねて、どれだけの儲けになるかインディオにわからせようとした。
「契約してくれれば、7800の
輝くばかりの
銀のペソを支払おう。
仕事が終わったらおまけに1200ペソをプレゼントする。
合計で9000ペソの儲けだぞ」
インディオはウィンスロップ氏の掲示する金額にではなく、
彼の手帳に稲妻のようにすばやく書きつけられる計算に感動していた。
「で、どうだね、アミーゴ? いい話だろう?
受けてくれればこの場で500ペソ渡そう」
「前にも言ったように、値段は一個当たり15ペソです」
ウィンスロップ氏、錯乱状態。
インディオはそれに戸惑うこともなくのんびりと答えた。
「いいですか、親方。値段は変わりません。
それに、まだご存じないことがあるんです。
私は、籠を、私のやり方で作ります。
私の魂のかけらとメロディを込めて作るんです。
もしおっしゃるように何千個も作るとなると、ひとつひとつに私の魂のかけらを入れることはできなくなります。
そうなると、籠はどれも同じになって、そのことで私の心臓は食われてだんだんなくなってしまいます。
ひとつひとつには、違うものをこめなきゃいけないんです。
夜明けに聞く唯一無二の小鳥の歌だとか、
私の籠に止まりに来る蝶の羽の美しさだとか、
そういったものが私にインスピレーションを与えてくれます。
そして蝶や鳥たちも私の籠の美しさに惹かれて寄ってくるんです。
さて、親方、大変楽しいお話をありがとうございました。
あなたのような教養ある偉い方とお話できるのは身に余る光栄でした。
けどごめんなさい、あさってはご存知のように市が立つ日で、
それまでにこの籠を仕上げて売りにいけるようにしないといけないんです。
いらしてくださって、ありがとうございました。さようなら」
ウィンスロップ氏がどんな顔でニューヨークへ帰っていったか、
その後どんな反応をしたかについてはトラーベンは短く書いていますが、
私は省略しておきます。
ところで、このお話を読み返していて、以前ネットでも似たような笑い話を見かけたな、
それもメキシコ舞台だった、と思って探してみたら、ありました。
こちら
。
まあ要するに、言いたいことはおんなじですかね。
それから今日のことなんですが、必要があってステンドグラスの制作について調べてましたら、
あるステンドグラスの職人さんが、
大量生産に関してのコラム
を。
偶然とは言え、まるで同じことを書いておられるのにびっくりしました。
私も、心しなくては。
物を作ることばかりじゃなく、何につけてもこういう心構えは大切になることがあるのだろうと思います。
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メキシコ人の安請け合いには理由がある?
文学
/
2006-04-07 07:58:18
というわけで、また一から書き直します、気力をかき集めて。
一昨日
の続きです。
トップ写真は、カンペチェの文化センターの民芸品売り場へ行ったとき、
誰もいないと思ってパパッと撮ったんですが、
あとからよく見るとどの部屋にも監視カメラがついておりました……。
買いもしないくせに写真だけ撮ってごめんなさい。
ウィンスロップ氏がインディオから買ったのはこんな感じの小篭だったのかな、
ということで、
お話の続きを。
三週間の滞在を終えて、ウィンスロップ氏はメキシコをすっかり見学し、
満足して”Nuyorg”へと帰っていった。
いつもどおりの文明社会、いつもどおりの仕事と、日常が戻ってきたが、
ある日、上品なベーカリーの前を通りがかって、買った小籠のことを思い出した。
急いで家に戻ってあの小籠を持ってベーカリーへ行き、
お菓子を売るときにこの夢のある小籠を使ってみてはどうかと薦めた。
店の経営者は小籠を見て心を動かされたが、それを顔には出さず、明日来てくれと言った。
翌日ウィンスロップ氏がもう一度行ってみると、菓子屋の返事はこうだった。
うちが売っているのはお菓子で、包みではない。
だがこの小籠を使うにやぶさかではない、ひとつ1ドル25セントでなら買い取ろう。
ウィンスロップ氏はそれを1ドル75セントまで値上げして売りつけることに成功。
しかし菓子屋が言うには、それならば一万個、できれば一万二千個、
それも最低20は違う柄のものがほしい、そうでなければ商売にならない。
十月末までにそろえてほしい。
ウィンスロップ氏は承知して、契約書にサインした。
それからウィンスロップ氏は急遽メキシコへと戻った。
片手にした手帳に、数字に数字を書き連ねて、儲けの計算独白が約二ページ続きますが、省略して。
ようやく例のオアハカの村へ到着したウィンスロップ氏は、
あのインディオが小屋の前に座り込んで籠を編んでいるのを見つけた。
「やあどうだい、アミーゴ」とウィンスロップ氏の挨拶に、インディオもていねいに返す。
それからまた座って、
「申し訳ありませんが、陽のあるうちに編み上げてしまいたいもので、失礼して」と編み続ける。
「大きな儲け話を持ってきたよ」とウィンスロップ氏。
(相変わらず変なスペイン語ですが、面倒なので普通に訳します)
「ありがたいことで、親方」
さあ、このインディオは聞いたこともない金額にきっと目を回すぞ、とウィンスロップ氏は内心で笑いながら、
「その小籠を、千個作れるかね?」
「どうしてできないわけがありましょうか、親方? 二十作れるなら、千個だって作れますとも」
「そのとおりだな。それじゃ、五千はどうかな?」
「もちろんですとも。千個作れるなら五千個だって作れますわな」
「素晴しい! ワンダフル! それじゃあ……、一万二千個でも作れるかね?」
インディオは答えた。
「もちろんですとも、親方。お好きなだけお作りいたしますよ」
(以前読んだときはそんなに思わなかったんですが、
今回はここを読んで爆笑してしまいました。
結末を知っているからというのもあるかもしれませんが、
メキシコ人ってできるかどうかわからないこと、のみならず出来もしないことでも、
こうやって安請け合いすること多くないですか?
初めのころはそれを真に受けては裏切られて腹を立ててましたが、
最近ではだいぶんわかってきて、笑えるようになりました。
こんなことを言うのは、そのときだけでも相手を喜ばせたいという気持ちなのですよね。
その瞬間を一番大切にする刹那主義らしいものの考え方だと思います)
力強いインディオの言葉に、ウィンスロップ氏はすっかり喜んだ。
「そうだろうとも、そうだと思ったよ。だから、いい商売の話を持ってきたんだ」
「ありがたいことで、親方」
「それで、どれくらいで出来上がるだろうか?」
ウィンスロップ氏が尋ねると、インディオは手を休めずに頭を左右に傾げながら計算するふうだった。
それからゆっくりと答えた。
「それだけたくさんの籠を作るとなると、それなりの時間がかかりますねえ、親方。
わかっていただけると思いますが、藁はきちんと処理して乾燥させないと、
柔軟性と輝きを失ってしまって、籠を作っても艶もなくケバだらけの代物ができてしまいます。
藁を乾燥させるあいだに、色染めするための植物や根っこや虫を集めましょう。
それにもけっこう時間がかかるんですよ、本当に。
それを集めるにも、月の満ち具合が大事でしてね、正しい満ち具合の夜でないと色がちゃんと出ないんです。
虫にしても、適した時期でないと粉をふいてしまって使い物になりません。
しかしもちろん、親方のお望みの籠は作りますとも。
そうですねえ、まあ3ダースは作れるでしょう。お望みでしたら。
二ヶ月もいただければね」
「3ダース!? 3ダースだって!?」ウィンスロップ氏は叫んだ。
このインディオは事態をまったく理解していないのだ。わかっちゃいないのだ。
そこでもう一度説得作戦のやり直し。
「以前、100個買うなら一個65センターボにすると言ったよね、アミーゴ?」
「そのとおりです、親方」
「よろしい。それじゃあ千個ほしいとすると、一個いくらになる?」
(ところで、これは正しい交渉の仕方ではありません。
以前、シティの友人が花市で小さな鉢植えを買おうとしたんだそうです。
一個5ペソのところを、5つ買うから一個4ペソにしてよ、と言うと、嫌だと。
じゃあ5つ買うから全部で20ペソでどう? と言うと、いいよと。
まあ計算できなかったのか、単に根負けしただけなのかはわかりませんが、
合計金額を言うほうが大きく聞こえて説得しやすいというのは確かなようです。
まあこのお話では、読み手にもわかりやすいように一個当たりで話しているのかも。
いや、読み手が計算できないと言いたいわけではありませんが)
千個買うとなると、一個いくらにすればいいか?
これはインディオの計算能力を越えていたので、インディオは初めて籠を編む手を止めた。
頭を何度か動かし、周りに助けが落ちていないかと探す様子で、
それからようやく口を開いた。
「申し訳ありませんが、親方。
それはちょっと多すぎて、一晩はたっぷり考えないと計算できません。
もしお許しいただけるなら、明日もう一度来ていただけないでしょうか?」
というわけで、インディオの答は明日に。
というところまで昨日書いたんですが、パアになったんで、
続きはこれから書きます。
まずはこれをアップ。
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