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メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

ラ・ベンタ コンゴウインコの森

2009-08-01 08:00:00 | 動物
動物園って、まあ動物が見られて楽しいんですが、
その環境によっては動物がかわいそうな気がしてしまうところもあって微妙。

ドイツで生物学やっていたとき、「動物園学」なる分野もあって、
ちょっとだけ実習をやりました。
いかに動物にストレスを与えない動物園を設計し、運営するか、を学ぶ分野です。
実習ではいろいろなコンセプトの動物園に行って、実地で検証するわけです。
動物園ですから、動物が見えない状態でもダメだけど、
人に見られ続けるとストレスが溜まる動物もいるわけで、
その辺のバランスをどうするか、とかね。
もちろん一番いいのは、動物の種類によりますが、
自然に近い大きな空間に飼うこと。

というわけで、その大空間に人間のほうがお邪魔して入っていくタイプは
動物たちが一番リラックスしていて、身近に(柵越しじゃなく)見られて、
楽しいですねえ。
それにはもちろん、ある程度人間を怖がらない種類であること、
人間に危害を加えない種類であること、が条件になりますが。



ラ・ベンタ公園にある、巨大な鳥かご。
鉄骨が武骨ではありますが、鳥たちはここに気持ちよさそうに止まってました。


 

中に入ってすぐ脇にいた野生の七面鳥。
これがかわいいんですよ~、
みゅ~みゅ~、と子猫のような声で鳴いてこっちを見上げてきます。
なぜお前たちはそんなに人懐っこいのだ……。
連れて帰りたくなっちゃうじゃないかぁ~。




このなかで個体数がもっとも多かったのでは、と思われる、コンゴウインコ。
いやあ、見事な色です。
南米で、この三色を国旗に使っているところ多いですが(コロンビア、エクアドル、ベネズエラなど)、
この鳥から取った色なんじゃないかと思いました。
でも、国鳥にしているのはホンジュラスだったりしますが……。
スペイン語名は Guacamaya グアカマヤです。

コンゴウインコは人間並みの寿命の長さで、
生涯、つがいを守るそうなので、ここに写っているのも夫婦でしょうか。




こちらはまだおひとりですか?
と訊いたら、左手のリングを口元に当てて、おほほほ。




コンゴウインコに対抗(?)するカモのアクロバット。


そんなこんなを見ていたら、片隅でものすごい鳥の叫び声があがりました。
なんだなんだ、喧嘩だぞ~~!と野次馬になるのは人間だけ。
そうやって観客を集めておいて(?)
イチャイチャ振りを見せ付けてくれたこのカップル(?)、
喧嘩するのもあっという間なら、仲直りするのもあっという間です。

 ああ~、気持ちいい、そこそこ!

 こっちももうちょっとお願い

 皆さ~ん、見てますか?

 ここら辺ももうちょっと!

ご馳走さまでした。
しかしこれ、緑のほうもコンゴウインコではありますが、種類が違うと思う。
単にお友達なんだろうか、それともやっぱり夫婦?

よくわからんが、コアティたちといい、幸せそうな様子を見るのは楽しいです。



これにて、ラ・ベンタは終了です。
長いあいだお付き合いくださり、ありがとうございました。
他にたまっているネタも、この手段(予約投稿)でガシガシ放出していこうと思います。
あくまでも、短く、をモットーに。
と言いつつ、動物ネタになると長くなってスミマセン。

が、ちょっと一休みして、次の記事は月曜、日本時間の火曜に出したいと思います。
ご了承ください。

ラ・ベンタ コアティの赤ちゃん

2009-07-30 08:00:00 | 動物
昨日お見せしたコアティ夫婦が逃げてしまったところへ、
すぐ隣のこれまた遺跡展示物に、
ちっちゃなコアティがひらりと。



 穴でもあるらしく、覗き込む

 手を突っ込んで何か取ろうとしてます

 座り込んで必死になってます

 う~ん、取れなぃいいいい~~

 取れない……

オチも何にもありません、すいません。

こんな赤ちゃんコアティを見たあとでは、
大人のコアティがでっかく見えました。

 哀愁のたそがれコアティ

ラ・ベンタにうじゃうじゃいる動物コアティ

2009-07-29 08:00:00 | 動物
さて、これから大きな池の大きな亀(両腕回してもまだ届かないだろうと思われる)を見たりしつつ、
その辺はややすっ飛ばします。

池を過ぎてまたジャングルの中を歩いていると、あら、変な動物が。
ああ、これ、十数年前母ときたときも見たやつだわ~。
Tejo'n(テホン)、辞書を引くとこれ、「アナグマ」と書いてありますが、
今回、学名が判明したので調べてみたら、
和名は「ハナグマ」「アカハナグマ」というようです。
コアティ」というスペイン語名もあり、英語でも同じようで、
十数年前はコアティで納得した覚えがあります。

 けっこう足が速い

 落ち葉の下の餌探し

ところがこれ、最初は一匹かと思ったら、いるわいるわいるわ……。
わらわらわら、という感じで出てきて、しかも怖がらない。
しゃがみこんで正面から来るのを待っていても、
とっとっと、と平気で近づいてきて、長い尻尾でこっちの鼻先掠めるくらいに
すぐ横を抜けていく。

母と行ったときはこんなにうじゃうじゃいなかったと思うんですが、
まあ今回はちょうど活動時間帯でもあったんでしょうか。
(入ったのが午後3時、ここで4時近くだったかな)
かなりの人が歩いていたのに、我関せずって感じでそこらを歩いてました。

その中で、こんな夫婦?を発見。

 こらこら、遺跡物の上で何をしている

 うーん、だって気持ちいいんだもん

 ……あらっ!?

 証拠写真撮られてるよ、やばいんじゃないのコレ


 おい、やばいってば、これ!

 ああっ、行かないであなたッ!!!

という夫婦コントを撮影してしまいました。
このあとこのご夫婦は下生えのあいだでくんずほぐれつ?また毛づくろいしてましたがね。
いや~、邪魔してごめんなさい。

というわけで、明日もコアティです。
ベビーコアティの6コマ漫画。

ラ・ベンタのサル山

2009-07-20 08:00:00 | 動物
ラ・ベンタ公園には何があるかというと、動物園と、オルメカ文明関連展示品です。

私たちが行った日は平日だったんですが、
学校が夏休みだったからか、けっこう人がたくさん来てました。
入場料は、大人ひとり50ペソ。高っ!
子供はいくらか見忘れましたが、半額か30ペソくらい?
メキシコ人の大家族で来たら、数百ペソになってしまいます。

窓口に、「蚊の季節ですので、虫除けを使ってください」と書いてありましたが、
入ってみれば別にそんなこともなく、快適にジャングルを回ることができました。
でも、ひどいときにはきっとたくさんいるんだろうと思います。

これまでにもここで紹介したマヤ遺跡なんかと違って、
ここは整備された公園でコースが決まっていて、展示物が並んでいて、
もちろん触ったりしてはいけなくて、
マヤのピラミッドに登りまくってきた私たちとしては、やや物足りなさはあります。
でも、休憩所やお店、トイレ(入ってないのできれいかどうかはわかりませんが)があり、
ある意味安心して歩き回れるという意味で、
そして英語での案内もそこそこ充実しているという点で、
外国人観光客でも、また小さなお子さん連れの家族でも気軽に楽しめるところだと思います。



さて、入り口から入るとまずあるのが、クモザル山。





壁に沿って歩く。



なぜか、排水溝につかまってぶら下がる。
手も尻尾も変わらない自由さで動きますね。



昔、カリブ海沿岸の研究所にいたころ、研究所の人たちと出かけて、
普段行かない近場の海辺に行ったことがあります。
ぽつんと家があって、コーラとか売ってたので、そこで一休みしたんですが、
そこに、長い紐につながれたクモザルが飼われてました。
動物と見ると構いたくなる私、ちょっかい出して遊んでやったら、
何だかやたらと懐かれてしまって、首筋にあの長い両手を巻きつけ、
腰に長い足と尻尾を巻きつけ、ひし!と抱きついて離れません。
研究所の助手たちが笑うほどに、お母さんスタイルになっちゃってました。

昔、北のほうのランチョ(農園)を回ったときも、
犬が何頭も吠え掛かってくるんですが、所詮人間に飼われている犬、
ちょっとなでてやったら懐いて、もっとなでろもっとなでろと寄ってくるんですよね。
しまいには、なでられる優先順位で喧嘩まで始まるくらい。
犬にしろ、サルにしろ、一度人間に飼われると、人間が好きになって、
かわいがってほしいと思ってるんだなあ、と少し驚きました。
まあ虐待はされてないということでしょうけど、
でも飼うなら、大人になってからももっとかわいがってあげてほしいとも思いました。



そんなことを思い出しつつ。



ノミ取り~~。



ああ~気持ちいい~、とだらけたほうのおサルは屋根の向こうに転がり落ちそう。



なんか……手がねば~~~っとなっているのか何なのか、
よくわからない写真ですが。

昼のイグアナ夜のイグアナ

2009-04-04 13:00:43 | 動物
昨日はちょっとした出来事がありました。
誰も来る予定のない午前中、いつもどおりパソコンに向かっていたら、
表の門のかんぬきの音。
む、誰だろ、と思う間もなく、ワンコも聞きつけ、吠えながら居間へ。
それを制しつつ私も行って、居間の窓から覗くと、
門は閉まっていて、その向こうに、水売りのおじさんが。

どうも、私が出てきそうな気配に慌てて門を閉めたと見えます。
まあよく知ってる人だからいいけど、……怪しい。
その日は水を買う予定もなくて、ガラフォン(20リットルの容器)も出してませんし。

なんですかぁ? と訊いたら、
「えーとちょっとそこのイグアナ獲りに入らせてもらっていいでしょうか?」

はぁ?
と玄関を出てみたら、なるほど、ポーチに立派なイグアナが。
体長40cmくらい、尻尾も入れたらゆうに1mは越えるくらいのやつ。

うーん、イヤとは言いにくい……。
地道な商売してる人ですしね。
そのくせ、しょっちゅうお釣りを間違えて、
しかもお釣りを多く返してくれちゃう人なんですよね。

はぁ、まあどうぞ。
というと、おじさん入ってきて、隅に置いていたバケツでイグアナを押さえ込み、
ガッツリ両手に握って検分。
「うーん、まあ小さめだな」
だったら置いてってください、と言えない小心者の亀。
だって、今晩お肉が食べられる!と思ってるであろうおじさんに、
水を差すのは申し訳ない気がして。

このおじさんには、うちの椰子の実とかあげたこともありますが、
イグアナは初めてです。
生きたままお持ち帰りいただきました。

お昼に帰ってきたダンナにその話をしたら、うわー、って顔。
「ダメって言えばよかったのに」。
そうですかね?
うちのペットですって言えばよかったかなあ……



裏庭のパパイヤの木には、もうグリーンイグアナが
最低二匹は常駐しております。
パパイヤの若い葉っぱもどんどんかじられて、
お世辞にも美しいとは言えない姿に。

それでもハチドリは来るし(花ももうほとんどないんですけど)、
パパイヤもめげずにどんどん若葉を出しているので、
そのままイグアナと朝晩、顔を突き合わせて暮らしてます。

んで、見ると写真撮りたくなるんですよねえ。

ある昼下がりのイグアナ君。



何とも器用なかっこうですが、
もう最近はわかっているのか、それとも保護色を信じているのか、
別に逃げようとはしません。
じろり、とこちらをにらみはしますけど。

で、笑っちゃったのが、夜のイグアナ君。
ある晩、西日が去って薄暗くなった時間に、
カーテンを開けて少しでもひんやりしてきた空気を入れようとしたら、
あら、珍しい、こんな時間にまだいるの、あんた、
と話し掛けて、その格好!



すまんね、フラッシュたいてしまいましたよ。
「寒いんですもん~」。
にしても、よく転げ落ちないなあ。

イグアナは爬虫類であるなあ、と思った姿でした。

ちなみにここんとこの気温は、最高で33度から34度、
湿度もあいまって、体感温度は37度くらい行ってます。
で、朝晩はけっこう涼しくなって、27度くらい。
イグアナにはちょっと寒いらしいです。
人間は過ごしやすいんですけどね~。

まあセマナサンタのころがもっとも暑いと言われるメキシコ、
この暑さももうしばらくでしょうか。

ちなみに、今週末からサマータイムが始まり、
日本との時差は14時間になります。

イグアナ加工してみました

2009-02-21 07:42:20 | 動物
さてと、あまり景気のよくない話をいつまでもトップに置いておくのも何なので。

こないだお見せした、うちの窓辺のパパイヤに来てたイグアナですが。
あれからもときどき見かけます。
窓の格子に乗っかってるのを見つけて、また至近距離から写真撮ろうとしたら、
今度は保護色になってなかったからなのか、
すごい勢いで逃げられてしまいました。無念。

で、こないだお見せした写真、バックの壁が汚なくて残念だよなあ、と思って、
ついつい出来心(?)でGIMP使って加工を……。
暇なわけでは……決して……たぶん……。

 バックに壁紙用の画像を入れてみました。

 ミネアポリスの高層ビルをバックに。わはは~。

なかなかシュールでいいでしょ? なんて悦に入ってみたり。
いや実は銀河系をバックに、とか
夕焼けをバックに、とかいろいろしてみたんですが、
バック画像ってけっこう難しいものですね。
見えるところと見えないところのバランスがうまく合わないと絵になりません。

ま、とりあえずはこんなのでお茶を濁しておきます~。

パパイヤとイグアナ

2009-02-12 02:32:29 | 動物
このごろ寒いので(といってもだいぶマシにはなりましたが)
夜は窓を閉めて寝てます。

今朝起きて、私の部屋の窓を開けようとしたら。



パパイヤに、グリーンイグアナ。

以前も、小さなグレイイグアナがこの窓際にやってきまして、
私はパソに向かってたんですが、
網戸をしきりと見あげては飛び上がろうとしている。
何してんだ~~? と思って見ていたら、
とうとう網戸をバリバリッと駆け上がって、窓の格子の中ほどにある
水平棒のところに乗っかりました。
んで、パパイヤの葉っぱをおもむろに食べだしたわけです。

うははは、おもしろ~!
と思ってカメラを取りに立ち上がると、部屋の中に誰かいる!
と気付いたらしいイグアナ、すごい警戒しちゃって、
せっかくあれだけ苦労して上がったのに、
大して食べもしないで逃げてしまいました。
邪魔してごめんよ~。

しかし今朝のは、窓を開けるまで気がつかず(だって保護色してるしな~)、
目と鼻の先で、視線が合っちゃったよ。
まあ向こうは、細い茎に顔を隠してはいますが、
すぐに逃げる気配はなかったので、カメラを取ってきてパチリ。
カメラを警戒するかな、と下の方から撮ったのが上の写真です。

でも保護色を意識しているのか、それともちょっとは人に慣れてるのか(?)
じっと動かないので、カメラを上げて、もう一枚。



パパイヤの花と一緒に、これはいい感じに取れました~。
両足がだら~~ん、に笑っちゃった。
んで、両手は中指だけ引っ掛けて、見事にバランス取って乗ってますねえ。

ちょうど、友人のところで、見事な桜とメジロの写真を見たところなんですが、
日本だなあ、としみじみ。
こちら、メキシコではパパイヤとイグアナというわけですね。
バックが残念ながら薄汚ない壁ってところが、風情ないですが……。

しばらく放置してると、動き出したので、
ダンナの10倍ズームカメラ(こないだ新しいの買いました)なら、と思って
部屋の中ほどからズームで撮ってみたんですが。



うん、まあパパイヤの陰に隠れられはしませんが、
網戸が写ってしまいますね。
まあ仕方ないか。

そして、しばらくしたら消えてました。
このパパイヤ、掃除のおばさんが引っこ抜くというのを止めた話は前書きましたが、
こうしてイグアナたちばかりじゃなく、ハチドリも飛んできます。
ちっちゃくて速くて、しかもカメラを取りに行く間もなく消えるので
未だ写真に収めることはできてませんが。
イグアナに葉っぱむしられてちょっとボロボロになってるパパイヤ、
それでも頑張っていっぱい花を咲かせてくれてます。

湿ったところがお好き

2008-11-11 01:24:10 | 動物
トケイソウの種、植えてみました~。

週末に、安物のプラスチックの植木鉢を二個と、黒土買ってきて、
家にあった陶器の植木鉢二個と、あわせて四つ。

トケイソウの種も、一個はまだぜんぜん熟してなくて、
採るの早すぎたか、ごめんなさい、
しっかり種ができていたのは四個。
一個につき、中に種は10~20個入ってますが、
植木鉢四個しかないし、まあいいや。
発芽率低いという話もありますし、芽が出てから考えよう。

というアバウトさで、植木鉢に土を詰め込み、種をバラバラッと適当にまき、
さらにその上に土をかぶせて、ドバッと水をやる。

ま、これで芽が出てくるまで忘れないで毎日水やって。
あとはどうするか、また考えよう。
というわけで、続報、期待しててください!?



ところがですね、昨日の昼ごろこの庭仕事(?)をやっつけ、
まずは水遣りを忘れないよう、前庭のコンクリのところに並べておいたんです。

で、夜になって犬の散歩から帰ってきたときにふと見たら。



これはフラッシュ焚いて撮ってますが、
実際にはもっと暗いので、最初なんだろうと思いました。

うはははは、べったり座り込んでるよ!

最近、寒いせいか、空気が乾燥しているようで、
私もお肌が荒れてクリームつけるほど。
ちょっと金属触ると火花が飛んだりします。

だもんで、このガマガエル君も湿気が嬉しかったんじゃないかな。
ちゃんと買ってきた黒土(そこらの土でもいいかと思ったけど一応購入)はしっとりと、
そこへたっぷり水やりましたから、そりゃもういい具合にしけってます。

嫌がられるかな~、と思いながら、何度もフラッシュ焚いて写真撮ったんですが、
びくともしませんでした。

 アップ写真

 ドアップはイヤだけどもう少し大きくても、というかたはこちら

いやでも見れば見るほど、二重まぶたでつぶらな瞳と内股のお手手がかわいいです。

これは昨日の晩ですが、今朝見たらいなくなってました。
昼間はもう少し暗いところに隠れてるのかな。
まあ、芽が出るまでは好きに使ってくれていいですよ?

首を傾げるイグアナ? トカゲ?

2008-09-17 14:26:44 | 動物
今日はけっこう一日かかって、亀父のブログの引越し作業やってました。

その合間に、ふと窓から外を見ると。
これはイグアナなんだか、でっかいトカゲなんだか、よくわかりませんが。
とにかく。



最大ズームにしてもこれだけしか近づけなかったので、
特大サイズでアップしておきました。
ぜひともクリックして(爬虫類アレルギーの人以外)見てくださいね。

裏庭のフェンスを越えた裏の家に生える植物ですが、
そこに、ちょこんと乗っかって首を傾げるやつ。

か、かわえええええええ~~~。
フェンスが邪魔ですが、フォトショップとか駆使して消してやるだけの技術もないので
皆さんの想像力で消してやってください。

よく見れば、彼が見つめる葉っぱはすでにいくらか食いちぎられてますが……。
でもこの子が食べたとは限らないんですよね。
もしトカゲだとしたら葉っぱなんか食べないだろうし。

とにかく、けっこう長いあいだこの格好でじっとしてました。
何を考えているのだろう……。
いや、やっぱりこの皮膚のたるみ具合はイグアナのような気がします(そういう分類?)。



気の向くままに書くと、ネタが極端に偏りますが、あしからず。

イグアナの楽園

2008-09-12 08:18:14 | 動物
うちの裏庭、奥行きは1mくらいしかないんですが、
私たちが越してくる前から大きな木が二本生えてます。
ちょうど西日が当たる側でもあるので、この木の枝が広がって屋根を覆ってくれて
午後の暑さがかなり緩和されるので、私には貴重な木でした。

ところが、隣のおじさんから苦情が来まして、
隣は自前の井戸から水を汲み上げているんだそうですが、
うちの木の根っこがその井戸まで伸びて、壊すんだそうです。
それで、植木職人に頼んで、うちの木のそっち側の根っこをぶった切ってもらいました。

それなのに、まだ伸びると言うんです。
おまけに、この木のせいで、虫だのイグアナだのがいっぱい集まってイヤなんだそうで、
うーん、そんなこと言われても、私たちが植えた木じゃなく大家のものだし、
私はイグアナを眺めるのが幸せだし……。
でもとにかく隣の井戸を壊すのは困るだろうからと、もう一度職人さんを呼んで、
徹底的に掘り返してもらいました。

そしたら……うちと隣のあいだには、がっちりコンクリで固めた壁があって、
うちの木の根っこなんかぜったい隣の敷地に侵入しているはずがありません。
適当な嘘つきゃ~がったな、あのおっさん~、むかつく。
しかもうちの木は、根っこを切りすぎたのでしょう、それから間もなく立ち枯れ。
(実は他にももう一件お隣との事件があって、木が枯れたのはそっちのせいかもですが、不愉快なので省略)
まあ根っこ近くから出ていた細い幹がまだ生きていて、
そこからチョボチョボと葉っぱが生えてはいますが、
屋根の上はカンカン照りです。まあしょうがありませんね。

しかも、一度うちの屋根の上の水槽に用事があって登ったとき、
ふと隣の家の裏庭を見てしまったんですが、庭と言っても殺伐として、
瓦礫の山があるだけなんですが、そこにでかいイグアナが。
私の姿を見て、そのイグアナ、瓦礫の下にするっと逃げ込みました。
おじさ~~ん、お宅の庭にイグアナ住んでるんじゃないですか~。



という愚痴はともかくとして。
まあうちの木の葉っぱは堅くてイグアナにも食べられませんが、
葉陰があるのと、コンクリの塀があるのとで、うろうろしてることはしてるんです。

それが最近、なんかすごい数?
と思ってたら、今日はついに一度に四匹を目撃しました。
どれもまだ鮮やかなグリーンで、ごくごく小さいイグアナです。



逆光ですが、まず三匹。
右の二匹は兄弟? 仲良さそうで、左の一匹をジト目でにらむ。
にらまれた一匹は、いたたまれず(?)するするっと逃げて、



反対側に。
……行ったと思うんですが、ふと葉っぱが揺れるので気づくと、
あら。



枝に登ったのがもう一匹。
これで、つごう四匹です。
どれもよく似ているので区別がつかないんですが、
少なくとも四匹はいるってこと。
ちょっとさすがに人口密度高くないですか?

でもイグアナって縄張り争いしないんかしらん?



少なくともこの二匹は、いつまでも仲睦まじげに寄り添ってました。
まあ草食性だしね、狩りをする動物じゃないから、縄張りとかないのかも?

と言いつつ、実は数日前に、窓の外でズザザザ!と何かが落ちる音がして。
何だろうと覗いてみたら、塀の上に勝者。



これはかなりでかい灰色のイグアナ。
そしてその下には敗者。



思い切りアップで撮っちゃったのででかく見えますが、
先に紹介したグリーンイグアナのうちのどれかだと思います。

ふーむ、種類が違うからやっぱり喧嘩するのか、
それとも同種間のジェネレーションギャップか!?
そう言えば前にも、この二種類のイグアナがひそかに争ったのを目撃して、
ここでも披露したことがありましたっけ。

まあさすがに今の状態は多すぎると思うので、
こうやって少しずつ追うもの追われるもの、で棲み処が広がっていくのでしょう。
隣のおじさんの庭に行ってもいいですよ?
てか、きっとそっちにもいっぱいいるんだろうと推測。
いいじゃんね、イグアナなんてどんな迷惑かけるわけじゃなし、
畑でもしてるってなら作物食われてムカつくかもだけど、そんな庭でもなさそうだし。

というわけで、このところ連日、美しいグリーンイグアナを堪能してます。
せめて、網戸越しでももう少しまともな写真が撮れるカメラがあれば
もう言うことないんですけどね……。
欲望は果てしなく。

ホタルの墓場

2008-09-11 06:20:08 | 動物
連日更新してます、すいません。

昨日の夜、ダンナの帰りが遅くなるというので、
犬を前庭に出してやりました。
まあつなぎで、オシッコだけね。

たまたま隣の家もまだ玄関の電灯を点けてなかったおかげでしょうか、
ふと見ると、こんなものが。



なんじゃこら、な写真ですみません。
モニタのドット落ちではありません。
でも、最初、パソコンに向かいすぎで目がちらついてるのかと思いました。
しかし見れば、ふうっと消える光。またふうっと点く。
あら~、ホタルだよ。

気がつけばあっちにも、もう一匹。



やっぱりよくわからん?
フラッシュを焚いて撮ってみました。



おお、いるよいるよ。
見ればちょっと探しただけで3匹、点滅。
でも動かないねえ。
キッチンペーパーを持ってきて、暗闇の中手探りで、
虫をつぶさないようおそるおそる、拾ってみました。



全員ひっくり返って、ゆっくりを足を動かしてはいますが、
起き上がる元気はない様子。
でも点滅してます。
体長は7mmくらいだったかな。



背中のほうはどんなんなんだろ、と思って一匹ひっくり返してみましたが、
やっぱり動く気配はなし。
もうお役目を果たして死にかけている動物をいじり回すのもかわいそうですが、
ホタルをじっくり見るチャンスもそうそうないだろうから、と
ここはじっくりと観察させてもらって。

部屋の電灯の明るさでも、ホタルのお尻の点滅は充分わかりますが、
電灯を消して、もう一度見せてもらいました。

 

動画も撮りましたが、サーバに負担をかけて見ていただくほどでもないので、
まあ今回はアップしません。

5分ほど写真を撮らせてもらって、
あとはまた前庭に戻しておきました。
にしても、うちの周りをホタルが飛んでいるのを見たことはありますが、
なぜうちの庭にまとまって落ちてるんだろ?
それとも、近所中、全体に散らばって死んでるんだろうか?
この界隈にホタルが卵を産むような水はないんですが。

そう言えばこのごろ、朝夕、殺虫剤を撒き散らす衛生局の車がよく通ります。
そのおかげか、以前のような蚊の大量発生はないですが、
ホタルだって死ぬんじゃないのかなあ。
まあホタルを保護しようって意識はメキシコ人にはないでしょうけど。



ホタルといえば、シマちゃんが遊びに来てくれて、
ふたりでmumuちゃんところまで行こうとしたバスの中。
エスカルセガでダンナとワンコと別れてバスに乗って、
すぐに暗くなった道を、二等バスでずんずん走ったんですが、
そのときホタルの大群に遭遇しました。

窓の外に、一面見渡す限り、飛ぶ光、光、光。
バスは時速70kmくらいで一本道をひた走ってたんですが、
半時間以上走ってもまだ続いていたっけなあ。
ものすごい数でしたね、あれは。

それまでにも、ひと群れ、とかなら見たことありましたが、
あんなのを見ちゃったら、ちょっとやそっとじゃ感動できなくなりますね。
死にかけたホタル三匹、んなもんアップするならその大群を、
と私も言いたいところですが、走ってるバスから撮れるはずもなく、
途中下車するわけにもいかなかったので、残念。
でもあの風景は記憶に焼きついてますけどね。

にしても、
「ホタル、なんですぐ死んでしまうん?」
なのですね……。

びびりのヤモリ

2008-08-30 12:13:52 | 動物
昨日の晩遅くに、台所の電気をつけて、軽い夜食をとろうとして、
ふと顔を上げたら、びっくりな至近距離にヤモリがおりました。
窓の桟のところです。

いきなり点いた電灯に目がくらんでいるのか、
ピンク色の全身をさらして、コーチョクしてます。
あはは、かわい~、と台所を出てカメラを取って戻ってきても、まだコーチョク。

 

固まっているのをいいことに、至近距離から撮影。
でも、さすがに台所の電球はそんなに明るくないので、手ぶれするし、
うーん、ASA(って言わないの? ISOって言うの? それともまったくの別物か?)を
ちょっと調整して明るくしてみようと思ってカメラをいじってたら、
コーチョクが解けて、消えました。

あら、残念、と思ったけどまあいいか、けっこう何枚も撮ったし、
しかもコーチョクしてるから何枚撮っても、どれもほぼ同じ。

と、カメラを戻して、窓を開けようとすーっと動かしたら……
窓の溝から、びっくり顔が覗いてる~。
笑っちゃったので、もう一度。



光の当たり具合でえらく色が違いますが、同一人物(?)です。
目が猫の目になってるのがよくわかります。
にしても、このビビった覗きっぷりは……(笑。

いや、あのさ、好きなところにいてくれていいんだけど、
窓の桟の隙間は、気がつかないで窓開けたら轢いちゃったりするかもよ?
気をつけてください、くれぐれも。

と思ってたら、一日後の、今さっき。
犬の散歩から帰って、ダンナがまず台所に入って、私もあとから入ると。
また窓の網戸に。



今日はコーチョク時間が短くて、一枚しか撮れませんでした。

ヤモリって、緊張すると尻尾がピン!と上向くんですよね。
前にカンクーン近くの村の研究所に住み込んでいたときも、
洗面所に2cmくらいの子ヤモリがいて、
やっぱり硬直して止まっちゃって、尻尾が斜め上。
あんまり小さくてかわいいので、そっと指を伸ばしても、なおもコーチョク。
頭撫でたら、さすがに3秒くらいして、ピュッと逃げましたけど。

しかし、うち、ヤモリ増えました。
猫がいなくなったらてきめんに。
まあヤモリはむしろ歓迎なのでそれはいいんですけどね。
以前は猫がいるからヤモリも学習するのか、するやつだけが生き延びるのか、
猫が届く低いところにうろうろしているヤツはおりませんでした。
それがこのごろは、床の上でも平気でチョロチョロ。
いやいいんだけどね、踏んづけるから気をつけてください。
グチャッとなったのは、私もイヤです。

そう言えばだいぶ前ですけど、めったに使わないバインダーを引っ張りだしたら、
その奥にヤモリの卵がふたつ並んでいたこともありました。
孵るかな、と思って大事に机の上に置いてましたけど、
光が当たるとダメなのかなあ、動かしたのがいけなかったのかなあ。
とうとう卵のまま、孵ることはありませんでした。
直径1cm足らずの、真っ白な薄い殻の卵でした。

夕焼けとシラサギ

2008-08-27 23:57:05 | 動物
このところ、目に美しくない写真ばかり続いてる気がするので、
久し振りに、と言っても代わり映えしなくてスミマセン。



防波堤での落日。

このくらいなら、今のカメラでも充分きれいに撮れるんですが、
限界を感じるのはこういうとき。
        



……しょうがないかぁ~。
手前にいるシラサギといっしょに撮りたかったんですが、
虻蜂取らず?

諦めて、サギ単体で撮れば、まあまあなんですけどね。



羽が一枚逆立ってる……(笑。

じっとこんな斜めの棒にしがみついて立っているかと思ったら、
電光石火、



魚食ってる~~~。
すげ~。
これをたまたまカメラに収めることができたのも、我ながらすげ~、
と言いたいですが、くわえてから飲み下すまで、数秒あるのですよね。
ジタバタする魚を取り落とさないよう、じっと構えて、
それからパクッとくわえ直して食べるわけですが、
自分のために死んでゆくお魚さんに、ごめんなさいと言ってる時間なのかも?
なんてね。

シラサギ(正確にはGarza dedos dorados、学名 Egretta thula)をしばらく観察し、
ゆるゆると波止場のほうへ歩いていくと、
太陽はもうかなり沈んで、色濃くなっておりました。



(と言ってもこの間数分なんですけどね、
 じっと待てない同行者が約一名と一頭いるもんだから、サギもゆっくり眺められんのです 涙)

新世界への第一歩

2008-04-28 00:48:35 | 動物
昨日信号で停まったところで、こんな風景を見ました。





 よっこらしょ~
 遠くまで行くんじゃないわよ


頭しか出せないお母さんは心配そうでしたが、
仔犬のほうも、

 ここから先は……行かなくていいかも

 というわけで、座り込み

 あっちを見たりこっちを見たり

仔犬が首を伸ばして母犬の顎の下に甘えるシーンもあったんですが、
つい笑っていて写真撮り損ねました。残念。

で、ちょうど買い物袋を提げたおばさんが通り過ぎたら、
この母犬、すごい勢いで吠えつきました。
噛みはしなかったようですけど。
そのすぐあとに今度は逆方向から通ったおばさんは
それを見ていてやや用心して通ったからでしょうか、無反応。
もしかしたら最初のおばさんは気をつけてなくて、袋が仔犬に当たったりしたのかも?



前にも書いたような気がしますが、まだうちが犬を飼っていなかったころ。
モンテレイのお母さんの家に行ったら、
お母さんもしばらく留守にしていた庭から、野良らしい犬が吠えながら出ていきました。
住み着いてたのかねえ、と言いつつ家に入って一休みしてたら、
庭から変な声が聞こえて、真っ黒黒の仔犬がコロンコロンと三匹。
ポーチに並べて、どうしたもんかね、ミルクでもやってみるか?
と相談してたら、さっきの野良犬が戻ってきて、ああよかった。

というわけで、何となく私たちがいるあいだ、居着いちゃったんですが。
子犬を抱えていても、母犬はおとなしくて私たちの言うことをよく聞いて、
まったく問題なかったのに、
家の修理をしてもらうために入ってきた職人さんに噛みつきました。

まー、荒っぽい職人さんのことだから、
ちょっと邪魔、のけ、とかって母犬か仔犬を蹴飛ばしたか、
それに近いことをしたんじゃないかと思います。
なおも唸っている犬を私が抱きかかえて止めても、
私にはぜんぜん反抗しませんでしたし。

まあ噛んだと言っても、血が出るほどではなかったので、
適当になだめて(人も犬も)コトはすみましたけど、
昨日の母犬の反応を見て、このことを思い出しました。

母犬、強し。



うちのワンコ、去年、間違い手術をしちゃった話を書きましたが、
実はその後、すさまじい血尿が続き、
獣医さんがさんざん悩んだあげく、ホルモン異常だという結論で、
結局もう一度手術をしてもらって、避妊しました。

避妊後は、血尿はぴたりと止まってます。
まあまだ、ダラダラと膿が出てたりするんですけど、
子宮も卵巣も取っちゃったので、病巣になるところはないし。

猫がいたあいだは、仔犬を産ませると、
猫に対して態度が変わるかもしれないと心配して、
まあ他にもためらう要因はいろいろあったんですが、
結局交配はしないまま。
猫がいなくなったら、その心配がひとつは減ったわけですが、
その後具合がよくない状態が続いて、あげくに避妊。
まあどっちにしても、もう歳だから交配は無理だったでしょうけど。

でももし交配して仔犬が生まれてたら、
やっぱり猫に対しても、この母犬たちのようにガウッて言ってたんだろうか?
などと、いつまでも甘えた仔犬っぽい顔のうちのワンコを見ては思うのでした。

仲良し

2008-04-07 04:50:19 | 動物
いや~~~、暑いです。
気温はそんなに高くないと思うんですが、なんでしょ、
まさか日本でさんざん雪とたわむれてきたから、
ここ十何年の体感が変わっちゃった、ってなことはないだろうし。

と思ったけど、まあ普通に30度は越えてるみたい。
来週は34度とか35度とか予報が出てますな……。

で、昨日のお昼、午後の2時、一番暑い時間に出かけて、
街路樹の下を通りながら、なぜか頭上にこんなものがいるのが目についた。



鳥たちもこの時間は、じっと木陰で休んでいるんですね~。
これ、前にも紹介したトルトリータですかね。
つがいの絆が強い鳥のようですが、これもたぶん夫婦でしょう。

私がゴソゴソカメラを取り出しても、
こちらを窺ってはいるものの、動く気配は見せない。
それなら、と下をうろうろして、いい角度を探したんですが……。



うーむ、どうにも枝や葉っぱが邪魔して、うまく撮れないよ~。

だったら、と開き直って。



はい、お尻のアップ。

あら、このネタ、前にもイグアナでやりましたっけ?
にしても、鳥のお尻ってどうしてたいてい白いんでしょうね?
弱ったり病気になったりすると、糞がこびりついて汚なくなってわかりやすいですが、
わかりやすいからと言って、それが生存に有利になるとは思えないし……。
健康だと、自分でお尻を綺麗にするとき、汚れが目立つから
そのほうがていねいなケアができるってことでしょうか。
そもそも健康な鳥の糞は、羽にくっついたり、あまりしませんけど。

などと、ちょっと学術的っぽい(?)考察でごまかしてみる。
スイマセン、単に、暑くて涼んでるくせにぴったりくっついてる矛盾、
もとい、仲の良さが微笑ましかっただけです。