13日日曜日は,人権擁護委員会とPTA連合会との協賛の人権教室の講演会があり,はからずも,司会を務めることになりました。
300人近い聴衆がいる前で,舞台上に立ちマイクで話をすることなど,この年まで一度も経験したことがありません。
当初緊張のあまり,司会が務まるか不安で一杯でしたが,テーブルにおいたシナリオを見つつ,何とか言葉を間違えずに進めることができました。
本来ならシナリオを暗記して,聴衆を見つめながら話すべきなのでしょうが,記憶力が減退している昨今ではとても不可能なので,体裁に構わず確実に読める方法を選択しました。
講演は,教育評論家「親野智可等(おやのちから)」先生の100分間のもので,100分というと普通飽きてしまうものですが,身振り手振りを入れてお話しをされ,時間を感じさせない熱演でした。
講演の内容を要約しますと,「目をつぶる勇気」といって,普段子供の短所にばかり目が行きがちだけど,それを子供に指摘してばかりいると,子供は自信とやる気を失い叱られたストレスが不機嫌やけんか等の原因となって,また叱られるという悪循環に陥ります。これを断ち切るために絶対必要なのが,思い切って短所に目をつぶる勇気です。
もう一つは,共感型と正論型のどちらが良いかということです。 私達親はどうしても,子供の話を聞くより先にこちらの解釈した正論を述べたがりますが,これだと子供は話せば叱られるだけ,どうせ分かってもられないと感じて,本音を言わなくなるそうです。
そうではなく,一旦子供の気持ちに寄り添って,そうだよねえと言って子供の気持ちを聞いた後に,アドバイスをするようにすると,子供も話が分かるじゃん,と心を開いて話をしたり言うことを聞いてくれるそうです。
なるほど,これは親子に限らず全ての人間関係に言えますよね。職場の人間関係だとか,私達の仕事だとカウンセリングの手法もこれを取り入れると良いように思います。
とても,参考になった講演でした。
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