司法書士の仕事に後見事務の占める割合が増えてきたように思います。後見人としての仕事もしている私ですが,ふと,自分自身のことについて考えました。
生身の人間である以上,私の能力も逓減していくことは否めません。となると,自分が意思能力を失うような事態になったら,どうするか考えざるを得ません。
日頃私達が,遺言や任意後見を提案しても,なかなか実施に踏み込めない理由として,年齢による衰えを意識したくない思いが捨てきれないのだと思います。
でも,これは保険のようなものです。誰でも,交通事故や病気になることを予期することを好んでしないでしょう。 要は,そのような気乗りのしないことを敢えてする決心が,つくかどうかだと思います。
さて,後見人を誰にするかという事ですが,妻も相当遠くない時期に同様になる確率を考えれば,子を後見人にした方がよいでしょう。 家族も他人が介入することに違和感をかんじるでしょうから,やはり,子供に後見人になってもらうのが最良の選択だと思います。
機会をみて,子に話をすることにします。どういう反応を示すのか興味津々です。
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