亀田司法書士ブログ

越谷市の亀田司法書士事務所のブログです

今年の仕事の傾向(3)

2017-02-06 17:55:46 | 遺言・相続

今後日本は,超高齢化社会に突入していくことは明らかです。遺言・相続・後見等高齢者に関わる仕事が増えていくことが予想されます。

そして,インターネット等の利用により情報の取得が容易になったとはいえ,サービス業においては専門化がさらに進み,多様性が増していくように思います。その中で私が手掛けていきたいと思う業務は,相続による資産承継及び高齢者の財産管理業務です。資産承継業務については,現在の親族関係の希薄さゆえの遺産分割協議の困難性から,需要があると思います。

承継内容が確定している遺言が有れば,後は遺言執行業務を残すのみですから,預金の払戻し・不動産の相続登記は,手続の複雑さはあっても実現は保障されます。しかし,遺言がない場合の,特に子がいない方の相続につきましは,日常交流の無い親族との話合いが必要になる場合も少なくありません。

その際,話の切り出し方にとまどい,気をもみ,挙げ句の果て方法を誤れば感情面のもつれにもつながりかねません。 そうした中,誰の肩を持つのでもなく中立的な立場で,法律的な根拠や割合を示した文章を作成し,親族間の合意形成に努める役割を果たすのには,司法書士の立場はとても良いのではないかと思うのです。

昨年は,大きな資産を持つ兄弟間(甥姪間)の協議を手掛け,無事終わらせることができました。当初,困難と思われた事例が,スムースに進行できたことに限りない満足感を覚えました。

近い時期に法務局による法定相続情報証明制度も始まります。相続登記に係わり戸籍の収集を業務としてきた司法書士の活躍の場は広がると思います。司法書士の役割は,円満な相続にあると思います。

よろしければ,クリックお願いします。


にほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿