日本中を興奮させた全米オープンが終わりました。決勝は,それまでの試合と違って午前6時開始,普通に目覚めている時刻なので寝不足のはずがないけど,疲労感が一杯です。
試合を見た感想は,錦織選手には悪いけど盛り上がりのない凡試合でした。日本人とクロアチア人以外の人はがっかりして,だから,4強(ジョコビッチ・ナダル・フェデラー・マリー)以外の決勝はつまらないと思ったことでしょう。
出だしは両選手とも堅かったけど,それは当然といえば当然。何せ四大トーナメントの決勝,これに勝てば,テニス界で一生名を残すことになるのですから。
こういう場合先手必勝で,先にブレークした方が断然有利です。今日の試合は,見てて錦織選手にそれまでの試合で感じたようなオーラを少しも感じませんでした。
これまで,ジョコビッチやバウリンカといったストロークの名手が錦織選と打ち合って凡ミスを重ねるのを目の当たりにして,彼のストロークは早くて威力があってすごいと思っていました。でも,今日の彼は,逆に凡ミスを重ねて調子に乗れずガッツポーズも出ません。ちゃんコーチの表情も沈んだままでした。
ニュースでは,前の日寝付きが悪かったようです。見ているだけの私もそうでしたから,やっている方はなおさらなのでしょう?でも,これが経験。
これからの試合,他の選手の錦織選手を見る目が違ってくるでしょう。一流選手は,最悪のコンディションでも,そこその勝負ができるかコンディションの維持が抜きん出ていて,調子の波が少ないのでしょう。
この経験を生かして,次の全豪オープンも準決勝以上に勝ち進んで欲しいと思います。
なんといっても,この1週間の興奮をありがとう。週末のテニスが楽しみになってきました。
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