今日は、午後からの出船。
ゆっくりとした出船に、午前中に給油をして準備を整えておく。
やがて、久家さんの車が到着。
「こんにちは。今日はイトヨリ鯛を狙いたいのですが」
「えっ、イトヨリ鯛ですか」
「はい、白身で美味しいですよね」
「ええ…、白身で美味だけど、なかなか難しいですね」
「ポイントと言われても、漁師さんから聞いているところは大島の内場だけど…」
どこでも釣れる魚だけに、ポイントを絞るのが難しい。
とにかく船を出す。
風が東風に変わっている。
船仲間のSさんに電話してみた。
「風が東に変わって、波とウネリが出てきました」
この状況の変化を、久家さんに伝える。
沖波止を回ると、確かにウネリが高くなっている。
「大島の内場に行きますね。イトヨリは向こうが良いでしょう」
内場に入り、ちょっと驚いた。

海上自衛隊の掃海訓練が行われていた。
大きな母艦が2隻停泊していて、掃海艇が6隻ほど周りに待機。
母艦に横付けして、補給しているように見える。
「今日は、訓練で場所が限られてしまうね」
船を流す場所が、限定されてしまう。
まさか、内場にいるとは思ってもいなかった。
一流し目に久家さんにアタリが来た。

「イトヨリだと良いな」
上がってきたのは、イラだった。
このイラが3回続けて当たってきた。
「今日は、イラのアタリ日か…」
又しても、竿先に何かアタリが出ているが、ガッと強いアタリが来て餌がとられた。
なにかヒットするけど、針に乗らない。
イトヨリに的を絞って釣りをするのは、難しい。
東方向から、バタバタと鋭いエンジン音が聞こえてきた。

ヘリコプターが、自衛隊艦船上空を旋回し始めた。
「うわっ、今度はへりか」
ウネリの影響で、一瀬とニ瀬の高場以外は白波を被っている、水島沖でも旋回している。
「あれって潜望鏡みたいな物が見えるけど」
水島の南側に、「棒」みたいにものが見えるけど…なんだろう。
その内、見えなくなった。
「今日は、訓練を見ながらの釣りですね」
流す範囲が限定されている分、厳しい状況が続いている。
移動したいけれど、仲間達も苦戦している様子が連絡で伝わってくる。
「今日は、諦めて帰りましょう」
風も冷たくなってきた。
ゆっくりとした出船に、午前中に給油をして準備を整えておく。
やがて、久家さんの車が到着。
「こんにちは。今日はイトヨリ鯛を狙いたいのですが」
「えっ、イトヨリ鯛ですか」
「はい、白身で美味しいですよね」
「ええ…、白身で美味だけど、なかなか難しいですね」
「ポイントと言われても、漁師さんから聞いているところは大島の内場だけど…」
どこでも釣れる魚だけに、ポイントを絞るのが難しい。
とにかく船を出す。
風が東風に変わっている。
船仲間のSさんに電話してみた。
「風が東に変わって、波とウネリが出てきました」
この状況の変化を、久家さんに伝える。
沖波止を回ると、確かにウネリが高くなっている。
「大島の内場に行きますね。イトヨリは向こうが良いでしょう」
内場に入り、ちょっと驚いた。

海上自衛隊の掃海訓練が行われていた。
大きな母艦が2隻停泊していて、掃海艇が6隻ほど周りに待機。
母艦に横付けして、補給しているように見える。
「今日は、訓練で場所が限られてしまうね」
船を流す場所が、限定されてしまう。
まさか、内場にいるとは思ってもいなかった。
一流し目に久家さんにアタリが来た。

「イトヨリだと良いな」
上がってきたのは、イラだった。
このイラが3回続けて当たってきた。
「今日は、イラのアタリ日か…」
又しても、竿先に何かアタリが出ているが、ガッと強いアタリが来て餌がとられた。
なにかヒットするけど、針に乗らない。
イトヨリに的を絞って釣りをするのは、難しい。
東方向から、バタバタと鋭いエンジン音が聞こえてきた。

ヘリコプターが、自衛隊艦船上空を旋回し始めた。
「うわっ、今度はへりか」
ウネリの影響で、一瀬とニ瀬の高場以外は白波を被っている、水島沖でも旋回している。
「あれって潜望鏡みたいな物が見えるけど」
水島の南側に、「棒」みたいにものが見えるけど…なんだろう。
その内、見えなくなった。
「今日は、訓練を見ながらの釣りですね」
流す範囲が限定されている分、厳しい状況が続いている。
移動したいけれど、仲間達も苦戦している様子が連絡で伝わってくる。
「今日は、諦めて帰りましょう」
風も冷たくなってきた。