今日は、私の従兄弟の信司が、久し振りに帰ってきた。
「タチウオから、頑張ろうや」
「良いですね」
私たちの話は、直ぐに纏まる。
5時30分出船、沖波止内場のいつものタチウオポイントを目指す。
今日は、平日なので船が1隻しか来ていない。
「波が出る予報だし、船も少ないね」
直ぐに釣り開始。
3投目に、私にアタリが来た。
思い切り竿が曲がり、リールが巻けない。
ジジーッとラインが引き出された後、針が外れた。
「今のは、大きかったですね。竿が曲がりましたね」
当たりが強烈だっただけに、何とか釣り上げたかった。
信司も頑張っているが、次の当たりも私に来た。
指4本クラスの、良型タチウオだ。
「信司、先に釣ったよ」
自然と笑顔になり、信司に自慢げにタチウオを掲げてみせる。
夜が明けて、周りが明るくなってきた時、信司にアタリが来た。

これも、指4本有りそうな良型のタチウオ。
「釣れた、良かった」と、信司の笑顔が夜明けに似合う。
ポツポツとタチウオが釣れる中、信司が一寸違う当たりをとらえた。

上がってきたのは、カマスだった。
これを機にポイントを移動する。
「信司、沖は無理だから内場に行ってみようか」
高いウネリを乗り越えて、大島の内場へ船を走らせる。
大島南側の平瀬当たりまで来ると、ウネリが一段と高くなっている。
水島の高場以外は、大波を被っている。
「信司、今日はキャスティングは無理やね。次の機会にしよう」
魚探を見ると、ベイトが小さいベイトボールになって、海底付近から無数に広がっている。
「信司、やって良いよ」
すると、その一投目にアタリが来た。
「引きが強いです。沖に少しずつ出ていきますね」

「時間は、たっぷりあるよ。ゆっくりで良いよ」
時折走る相手を、ゆっくりと浮かしていく。
「あっ、カンパチの子だ。ネリゴだ」

1キロクラスの、食べ頃サイズ。
「良かったね。食べ頃サイズが来たね」
今日の内場は、この後も当たりが続く。

いきなり竿先が突っ込む当たり、ガッガッと強い当たり、ググーッと重みが伝わる当たりと出てくるが…。
何回かやり取りしている途中で、針が外れる。
「何でか、うわおー!」
信司が思わず叫ぶくらいの、もどかしさだ。
ウミゴイは上がってきたが、鯛と思われる当たりがとれない。
歯がゆい感じだし、悔しいし、なんと表現して良いやらの気持ちだ。
「信司、思い切ってポイントを変えよう。裸バエの沖に出てみようか」
船を走らせ、沖に向かっていくが、やはり波とウネリが高く、思うように進めない。
暫く、裸バエの沖で鯛ラバを引いてみるが、ベイトは居るけど当たりがこない。
「なんか今日は心が折れました…」
嬉しいような、悲しいような信司の心境、手に取るように分かる。
「信司、今日は諦めようか」
次回のリベンジ、天気の回復を祈りたい。
「タチウオから、頑張ろうや」
「良いですね」
私たちの話は、直ぐに纏まる。
5時30分出船、沖波止内場のいつものタチウオポイントを目指す。
今日は、平日なので船が1隻しか来ていない。
「波が出る予報だし、船も少ないね」
直ぐに釣り開始。
3投目に、私にアタリが来た。
思い切り竿が曲がり、リールが巻けない。
ジジーッとラインが引き出された後、針が外れた。
「今のは、大きかったですね。竿が曲がりましたね」
当たりが強烈だっただけに、何とか釣り上げたかった。
信司も頑張っているが、次の当たりも私に来た。
指4本クラスの、良型タチウオだ。
「信司、先に釣ったよ」
自然と笑顔になり、信司に自慢げにタチウオを掲げてみせる。
夜が明けて、周りが明るくなってきた時、信司にアタリが来た。

これも、指4本有りそうな良型のタチウオ。
「釣れた、良かった」と、信司の笑顔が夜明けに似合う。
ポツポツとタチウオが釣れる中、信司が一寸違う当たりをとらえた。

上がってきたのは、カマスだった。
これを機にポイントを移動する。
「信司、沖は無理だから内場に行ってみようか」
高いウネリを乗り越えて、大島の内場へ船を走らせる。
大島南側の平瀬当たりまで来ると、ウネリが一段と高くなっている。
水島の高場以外は、大波を被っている。
「信司、今日はキャスティングは無理やね。次の機会にしよう」
魚探を見ると、ベイトが小さいベイトボールになって、海底付近から無数に広がっている。
「信司、やって良いよ」
すると、その一投目にアタリが来た。
「引きが強いです。沖に少しずつ出ていきますね」

「時間は、たっぷりあるよ。ゆっくりで良いよ」
時折走る相手を、ゆっくりと浮かしていく。
「あっ、カンパチの子だ。ネリゴだ」

1キロクラスの、食べ頃サイズ。
「良かったね。食べ頃サイズが来たね」
今日の内場は、この後も当たりが続く。

いきなり竿先が突っ込む当たり、ガッガッと強い当たり、ググーッと重みが伝わる当たりと出てくるが…。
何回かやり取りしている途中で、針が外れる。
「何でか、うわおー!」
信司が思わず叫ぶくらいの、もどかしさだ。
ウミゴイは上がってきたが、鯛と思われる当たりがとれない。
歯がゆい感じだし、悔しいし、なんと表現して良いやらの気持ちだ。
「信司、思い切ってポイントを変えよう。裸バエの沖に出てみようか」
船を走らせ、沖に向かっていくが、やはり波とウネリが高く、思うように進めない。
暫く、裸バエの沖で鯛ラバを引いてみるが、ベイトは居るけど当たりがこない。
「なんか今日は心が折れました…」
嬉しいような、悲しいような信司の心境、手に取るように分かる。
「信司、今日は諦めようか」
次回のリベンジ、天気の回復を祈りたい。