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釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

11月1日 嬉しいような、悲しいような

2016年11月01日 | 日記
今日は、私の従兄弟の信司が、久し振りに帰ってきた。

「タチウオから、頑張ろうや」

「良いですね」

私たちの話は、直ぐに纏まる。

5時30分出船、沖波止内場のいつものタチウオポイントを目指す。

今日は、平日なので船が1隻しか来ていない。

「波が出る予報だし、船も少ないね」

直ぐに釣り開始。

3投目に、私にアタリが来た。

思い切り竿が曲がり、リールが巻けない。

ジジーッとラインが引き出された後、針が外れた。

「今のは、大きかったですね。竿が曲がりましたね」

当たりが強烈だっただけに、何とか釣り上げたかった。

信司も頑張っているが、次の当たりも私に来た。

指4本クラスの、良型タチウオだ。

「信司、先に釣ったよ」

自然と笑顔になり、信司に自慢げにタチウオを掲げてみせる。

夜が明けて、周りが明るくなってきた時、信司にアタリが来た。



これも、指4本有りそうな良型のタチウオ。

「釣れた、良かった」と、信司の笑顔が夜明けに似合う。

ポツポツとタチウオが釣れる中、信司が一寸違う当たりをとらえた。



上がってきたのは、カマスだった。

これを機にポイントを移動する。

「信司、沖は無理だから内場に行ってみようか」

高いウネリを乗り越えて、大島の内場へ船を走らせる。

大島南側の平瀬当たりまで来ると、ウネリが一段と高くなっている。

水島の高場以外は、大波を被っている。

「信司、今日はキャスティングは無理やね。次の機会にしよう」

魚探を見ると、ベイトが小さいベイトボールになって、海底付近から無数に広がっている。

「信司、やって良いよ」

すると、その一投目にアタリが来た。

「引きが強いです。沖に少しずつ出ていきますね」



「時間は、たっぷりあるよ。ゆっくりで良いよ」

時折走る相手を、ゆっくりと浮かしていく。

「あっ、カンパチの子だ。ネリゴだ」



1キロクラスの、食べ頃サイズ。

「良かったね。食べ頃サイズが来たね」

今日の内場は、この後も当たりが続く。



いきなり竿先が突っ込む当たり、ガッガッと強い当たり、ググーッと重みが伝わる当たりと出てくるが…。

何回かやり取りしている途中で、針が外れる。

「何でか、うわおー!」

信司が思わず叫ぶくらいの、もどかしさだ。

ウミゴイは上がってきたが、鯛と思われる当たりがとれない。

歯がゆい感じだし、悔しいし、なんと表現して良いやらの気持ちだ。

「信司、思い切ってポイントを変えよう。裸バエの沖に出てみようか」

船を走らせ、沖に向かっていくが、やはり波とウネリが高く、思うように進めない。

暫く、裸バエの沖で鯛ラバを引いてみるが、ベイトは居るけど当たりがこない。

「なんか今日は心が折れました…」

嬉しいような、悲しいような信司の心境、手に取るように分かる。

「信司、今日は諦めようか」

次回のリベンジ、天気の回復を祈りたい。