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釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

11月19日 目線の遙か上

2016年11月19日 | 日記
風は吹いていない。

いつもウネリの確認をする猪崎鼻にも、白波は立っていない。

「大丈夫かな」

朝6時30分頃、沖合のポイントを目指して船を走らせる。

途中、南東から寄せてくるウネリが気になった。

「結構なウネリが来ますね。風は西南西の風ですね」

沖合では、少し南が入った風が吹いていた。

ポイントにはいると直ぐに釣り開始。

「塩田さん、右田さん潮は下りです」



ウネリを見ていると、沖合で凄いウネリが立つのが確認された。

2発、3発とウネリが立ち、4発目のウネリが船の直ぐ傍だった。

「…」声が出ない。

目線を越える、遙か上を行くウネリ。

壁になったウネリが、船を持ち上げた時、ぞっとした。

「塩田さん、右田さん暫く内場で様子を見ましょう」

仕掛けを上げて、直ぐに移動する。

「今のウネリは、気持ち悪かったですね」

大島内場に入り、暫く波とウネリを観察する。

内場にも、高いウネリが入ってくる。

しかし、魚探には凄いベイトが映し出されているが、反応がない。

暫くすると、船仲間の近藤さんから電話が来て「沖合にいます」との事だった。

直ぐに、沖のポイントに向かう。

早朝からすると、可成り波とウネリが落ちていた。

塩田さんと右田さんが直ぐに釣り開始。

潮は下り潮だが、沖に向けての払い出しになっている。

「潮は、菜っ葉色していますが、ベイトは居ます」

直ぐにアタリが来た。

塩田さんと、右田さんに同時ヒット。



「これは、カンパチではない」と塩田さん。

「良い感じの引きです」と右田さん。





塩田さんにはサゴシが、右田さんにはカンパチが上がってきた。

「良かった。今日は駄目かと思っていた」

私も同じ思いだった。



その後、右田さんにサゴシがヒット。

波も落ち着いてきたし、気持ちも落ち着いてきた。



直ぐ近くには、連絡をくれた仲間の近藤さんの船もいる。

森さんや栗原さん達が乗っている。

カンパチやハマチがヒットしているようだ。

私たちも頑張らなくちゃ。



塩田さんに又しても、サゴシがヒットしてきた。

しかし、思ったようにカンパチがあたってこない。

「ポイントを変えましょうか」

船を南東方向に走らせる。

このポイントは、下潮が速く仕掛けが流されていく。

「着底は何回くらい取れますか」

「5~6回位は取れます」

着底の様子を確認していると、塩田さんにアタリが来た。



「真鯛だと思います」

竿先を叩くアタリは、良型の真鯛を思わせる。



上がってきたのは、3キロクラスの良型真鯛。

「良かった。大きな真鯛が来た」

塩田さんのホッとした笑顔に、私も気持ちが緩んでくる。

「ウネリと下り潮で、今日の調子はイマイチでしたね」

一昨日までの上り潮が、又、入ってくることを期待しよう。