山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

季節外れの暖かさ

2011-11-29 | ブログ

 ここ数日暖かい日が続いております。今日も最高気温が23℃という予報がでております。そのせいか我が家の菜園では、トマト、ピーマン、シシトウなどの夏の作物が未だに収穫できております。

 昨日は曇天でしたが農作業中に汗ばんでしまい、上着を脱いでしまいました。とても11月とは思えません。季節外れの気温は、農作物に影響を与えるのではないかと少々心配しております。桜も狂い咲きといった現象があるように、植物がもう春が来たと思ってしまうかも知れません。おそらく日照時間なども春先のそれと似たような時間でしょうから、カレンダーを持たない植物からすると騙されるのも無理からぬことでしょう。さぁ、春の準備に入ったところで、寒波の襲来ということになればかなりのダメージになるかも知れません。

 自然に抗って農業を営むこともできます。例えば、温度を管理したいと思えば温室を作り、温度管理(冷暖房)すれば可能です。そのためには莫大なエネルギーが必要です。

 一方で農業は極論すれば太陽エネルギーのみを利用した生産が可能ともいえます。即ち、原始農業の形態は、その殆どが太陽エネルギー由来のエネルギーを使用していたのです。そこには再生可能エネルギーによる循環が成立していたと言えます。

 しかし、現代農業はこのエネルギー循環が断ち切られております。確かに生産性向上はみられておりますが、投入エネルギーは産出エネルギーを上回っております。このことはエネルギーが枯渇すれば、もはや現代農業は成立しえなくなることを意味しております。

 究極の自然農法は原始農業の形態と同じものと思われます。従い、太陽と適切な地球環境が存在する限り、例え生産性が低かろうが永久に持続できることになります。

<参 考>

 「農業と省エネルギー」、「農業ことはじめ-自然農法について」、「工業と農業の違い-その2


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