議論を始めてちょうど一ヶ月目の結論でした。民主党が議論を開始したのが「TPPについて」を書いた10/11でした。すったもんだの末、民主党がまとめた提言なるものは参加に否定的なものだったのに、今日にも野田首相が参加表明するとの報道です。この一ヶ月の間、とんだ茶番劇を見せられてきたと思わざるを得ません。
結論ありきなのであれば、何のための議論であったのでしょうか。議論を尽くしたというアリバイ工作をしたといったところが正直なところでしょうか。
未だTPPの内容も定かでないのにも関わらず、第4次補正予算で数兆円規模の農業対策が云々されております。これでは参加を既定の事実とした上での対策ということを裏書しているようなものです。
前にも書きましたが、いくら補助金を積もうとも農業は衰退していくことは明らかです。これはTPPに参加しなくても同じ道をたどることも疑いありません。ただ参加すれば、その時間が短くなるだけです。その結末は「TPPについて(2)」 のようになると思っております。