筑後生まれの筑後育ち、高校を出てから佐賀で4年、東京へ出て7年、佐賀で定住かと思いきや、単身赴任等々で再び東京、神戸へと転々としたというのが我人生です。
といいつつも筑後の18年間が色々な意味で一番影響が大きいのではないかと思います。特に最初に身に着けた筑後弁は、なかなか抜けきらぬものがあります。今でも基本は筑後弁です。そこで、私が受けた筑後弁と佐賀弁の違いによるカルチャーショック話題にしたら面白いのではないかと考えた次第です。それにどんな意味があるかというご批判があろうかと思います。ご指摘通り、そのことには何の意味もないことを最初にお断わりしておきます。
言語学的(?)には、筑後弁と佐賀(肥前)弁は、同じカテゴリーに属しているようです。確かに筑後地方と肥前地方は、筑後川を挟んだ対岸に位置します。ですから同じ言葉が話されても当然といえば当然かもしれません。しかし、異なるところも多いでしょう。そういった事柄を学問的体系は抜きにして、私の興味本位で書いてみたいと思います。
佐賀弁と筑後弁の違いは「筑後をばチクゴと言えぬ筑後人」でも少々書いておりますが、今でも違和感を感じてしまうのが佐賀弁の「やーらしか」です。「可愛い」という意味なのでしょうか、赤ちゃんを見たときなどに連発されます。私の長男坊が生まれた時にも連発され、少々「ムット」したことを思い出します。筑後弁では「えーらしか」といいます。たった一文字の違いですが、何とも言えぬ違いとして受け取ってしまいます。さすがに、若い人達は使わなくなってきましたが、年配の方々は普通に使ってらっしゃいます。もしどなたか「やーらしか」と言われても気分を害しないでくださいね。最高のほめ言葉ですから。
ということで次回以降が続くかどうかは、風の吹くまま気の向くままということで・・・。