私が日頃からお世話になっている診療所のことですが、片田舎で来院する患者の8割以上は高齢者だと思います。そこに何とマイナ保険証の受付機が導入されております。これまであまり気にしたことが無かったので、何時ぐらいからかは定かではありませんが、もうかれこれ半年以上は経過していると思います。
これまで待合室で待っている間に使用しているところを見たこともありませんでした。ところが歳の頃は40代と思しきお兄ちゃんがマイナ保険証を読み込ませているところに出くわしました。確か私より20秒くらい前に入って行ったはずですが、未だ顔認証に手間取ってあーだこーだやってます。院内はマスクをしてくださいという貼り紙がしてあるにも関わらず、マスクを外してブツブツ言いながら顔を近づけたり離したり、顔を上に向けたり俯いたりと悪戦苦闘しておりました。
こちらはその横をすり抜け何時もの如く保険証を窓口に置いてくるだけで完了です。待合室に座っても、まだ悪戦苦闘しております。それから1分ほどたってやっと認証手続きが完了したようです。
しかし、呼び込みの順番はそのお兄ちゃんが先になりました。そうなんです。田舎の診療所は殆どが顔見知りなんです。そのお兄ちゃんが入り口を入った瞬間、既に受付完了なんです。カルテなどの必要なものは既に用意されております。ですからどんなに受付手続きに手間取ろうが入り口を入った順が、余程のことが無い限り診察順ということになるのです。
マイナ保険証の受付装置は機械であり巨大なネットワークシステムの一部でもあります。機械ですから壊れることもあるでしょう。ネットワークシステムですから通信障害も発生するでしょう。ソフトウエアの不具合だって発生します。巨大なシステムであればあるほど障害発生確率も大きくなります。そして障害は皮肉なことにそのシステムの一番脆弱な処を狙ってくるのです。蟻の一穴からという諺もあります。ゆめゆめ油断なさらぬように願う次第です。
しかし、田舎の診療所では人による顔認証システム(至ってアナログ?)が十分に機能しておりますので診療不能になることは無いと思います。しかしながら、病院レベルになると結構大変な事態に陥ってしまうかも知れません。顔認証に長時間かかってしまうことも往々にしてあるでしょう。40代位の手慣れたものであろうお兄ちゃんだって、あんなにまごついていたんだから況や高齢者は・・・。
受付機の前で大渋滞が発生し、診察室はガラガラなんてことにならなければ良いのですが。
<参 考>
「集中と分散~利便性と危険性 」「アナログを見直そう」「デジタルは万能か?」
これまで待合室で待っている間に使用しているところを見たこともありませんでした。ところが歳の頃は40代と思しきお兄ちゃんがマイナ保険証を読み込ませているところに出くわしました。確か私より20秒くらい前に入って行ったはずですが、未だ顔認証に手間取ってあーだこーだやってます。院内はマスクをしてくださいという貼り紙がしてあるにも関わらず、マスクを外してブツブツ言いながら顔を近づけたり離したり、顔を上に向けたり俯いたりと悪戦苦闘しておりました。
こちらはその横をすり抜け何時もの如く保険証を窓口に置いてくるだけで完了です。待合室に座っても、まだ悪戦苦闘しております。それから1分ほどたってやっと認証手続きが完了したようです。
しかし、呼び込みの順番はそのお兄ちゃんが先になりました。そうなんです。田舎の診療所は殆どが顔見知りなんです。そのお兄ちゃんが入り口を入った瞬間、既に受付完了なんです。カルテなどの必要なものは既に用意されております。ですからどんなに受付手続きに手間取ろうが入り口を入った順が、余程のことが無い限り診察順ということになるのです。
マイナ保険証の受付装置は機械であり巨大なネットワークシステムの一部でもあります。機械ですから壊れることもあるでしょう。ネットワークシステムですから通信障害も発生するでしょう。ソフトウエアの不具合だって発生します。巨大なシステムであればあるほど障害発生確率も大きくなります。そして障害は皮肉なことにそのシステムの一番脆弱な処を狙ってくるのです。蟻の一穴からという諺もあります。ゆめゆめ油断なさらぬように願う次第です。
しかし、田舎の診療所では人による顔認証システム(至ってアナログ?)が十分に機能しておりますので診療不能になることは無いと思います。しかしながら、病院レベルになると結構大変な事態に陥ってしまうかも知れません。顔認証に長時間かかってしまうことも往々にしてあるでしょう。40代位の手慣れたものであろうお兄ちゃんだって、あんなにまごついていたんだから況や高齢者は・・・。
受付機の前で大渋滞が発生し、診察室はガラガラなんてことにならなければ良いのですが。
<参 考>
「集中と分散~利便性と危険性 」「アナログを見直そう」「デジタルは万能か?」