スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

福祉吟詠の「夜墨水を下る」(服部南郭)(5回連載の4回目)

2016-08-20 09:00:00 | 絶句

5回連載の第4回目は、「私の師匠の師匠、高橋修神先生」の独吟です。

 

       夜墨水を下る    服部南郭

金龍山畔 江月浮ぶ    江揺ぎ 月涌いて 金龍流る

扁舟住まらず 天水の如し  両岸の秋風 二州を下る

読み

きんりゅう さんぱん こうげつうかぶ  こうゆらぎ つきわいて きんりゅうながる

へんしゅう とどまらず てんみずのごとし りょうがんのしゅうふう にしゅうをくだる

詩のこころ

美しい墨田川の夜景です。作者は小舟に揺られて、波にくだける月影を追いながら、

流れを下る爽快さを味わっています。

金龍山:::隅田川のほとりにある小高い山で、聖天様が祭ってあります。

扁舟:::小さな舟

住まらず:::水の流れに従って、とどまることがなく

天水の如し:::大空もまた水のようで空とも水とも解らない

二州:::武州と総州、江戸時代墨田川は武蔵国と下総国の境界でした

、「私の師匠の師匠、高橋修神先生」独吟の動画をご覧下さい。

https://youtu.be/HqcH5KpIElA

 第4回目の、「私の師匠の師匠、高橋修神先生」独吟を終わります。

第5回は、最終回なので10月の修神会秋季吟道大会での合吟を公開する予定です。

しばらくお待ち下さい。

 

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