5回連載の第4回目は、「私の師匠の師匠、高橋修神先生」の独吟です。
夜墨水を下る 服部南郭
金龍山畔 江月浮ぶ 江揺ぎ 月涌いて 金龍流る
扁舟住まらず 天水の如し 両岸の秋風 二州を下る
読み
きんりゅう さんぱん こうげつうかぶ こうゆらぎ つきわいて きんりゅうながる
へんしゅう とどまらず てんみずのごとし りょうがんのしゅうふう にしゅうをくだる
詩のこころ
美しい墨田川の夜景です。作者は小舟に揺られて、波にくだける月影を追いながら、
流れを下る爽快さを味わっています。
金龍山:::隅田川のほとりにある小高い山で、聖天様が祭ってあります。
扁舟:::小さな舟
住まらず:::水の流れに従って、とどまることがなく
天水の如し:::大空もまた水のようで空とも水とも解らない
二州:::武州と総州、江戸時代墨田川は武蔵国と下総国の境界でした
、「私の師匠の師匠、高橋修神先生」独吟の動画をご覧下さい。
第4回目の、「私の師匠の師匠、高橋修神先生」独吟を終わります。
第5回は、最終回なので10月の修神会秋季吟道大会での合吟を公開する予定です。
しばらくお待ち下さい。
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