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スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

「 5年目の脳卒中後遺症の受容と回復」(5回連載の3回目)

2015-10-10 09:00:00 | エッセー「受容と回復」

今回は5回目の第3回目です。

 

先輩から「中途障害になったことで人生を2回送るのですよ!!新しいステージに上ってきなさい!!」のアドバイスにも健常時に戻る努力を続けていきたいと胸を張った。区役所主催の同病会に参加した。参加者の障害程度は千差万別であるが月日を重ねるにつれ本音で話し合える場になっていき、自分たちで運営することで各自積極的になり、コミュニケーションがお互いに内外面のレベルを上げていた。水泳教室、スポーツ教室等に参加しても最初は出来ないことが多かったが習慣にした結果、前回より必ず一歩進んでいた。諦めずに続けていく大切さと、加齢に伴う不具合を先取りしてしまったと考えると少しは気分が楽になった。これも受容の手掛かりと思えた。私の発症前後入院していた友人が癌で亡くなりお悔やみの際に奥様から「少し位の不自由さを与えられたとしても長生きして下さいね。奥様の為にも!!」と励まされた。どんな状況でも強く・前向きに生きることは義務であると思い直した。 

ライフワークにしていたボランテアの異業種交流コンサルタントや趣味の詩吟同好会には従来通り参加した。ほぼ毎週定期的に出席することで行動リズムが出来上がり、少しずつ社会参加している実感も得ることが出来た。

 

続きは来週の第4回目をご覧下さい。

 

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「 5年目の脳卒中後遺症の受容と回復」(5回連載の2回目)

2015-10-03 09:00:00 | エッセー「受容と回復」

今回は5回の内、第2回目です。

退院時、主治医に「私はどの程度まで回復するでしょうか?」という質問を投げかけた。

私の最大の関心事であった。主治医から「人それぞれ全く異なるので何も言えない。

リハビリには6ケ月の壁というのがあり、それ以上は回復しないので十分理解して生活して欲しい。」と指導を受けた。

その時は6ケ月の壁とはそんなものかと頷いたが、自分としては「きっと健常時と同じ位に行動できる迄努力してみる。」と心の中で反復していた。

常に持ち歩くことになる身体障害者手帳には「左片マヒ第1種2級」とあった。

退院翌日から毎日8000歩をノルマに課した。

入院中気にならなかった歩行時の左足指の痺れ、物を掴もうとする時の左手指の痺れ、うがいする時の首の痛み等に対して

主治医の診察を受けたが「気にし過ぎる!!」と一蹴されたことで、私は反って健常時に一歩近づいたと思い直した。

インターネット掲示板の投稿で「痺れ、痛みがあることは良いことだよ!! それは神経が戻っている証拠だ。」に同調した。

反面「ネクタイを結ぶ、タオルを絞る、缶ジュースの蓋を開ける等は、

健全な手足を使って出来る様に工夫していくことだよ。」という意見には反論していた。

マヒ側の手足を健常な時の状態に少しでも近づける努力が大切で、

常に両手両足で生活するイメージを持ちながら行動するべきです。

中途障害者は健常な時には両手両足で全身をバランス取って生活していたことを思い出すべきです。

つまり一瞬でも「左手左足は特に要らない」と思ったことを恥じるばかりである。

最初の段階ではバランスが取れずマヒ側は思う様に動かないので出来なくても良い、

一進一退はあるが月日の経過と共に少しずつ出来ていくので諦めないことである。

健全な手足にのみ頼ることはマヒ側は廃用になっていくと思っている。

最初の理学療法士の言動を強くかみしめた。

 

続きは来週第3回目をお待ち下さい。

 

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「 5年目の脳卒中後遺症の受容と回復」(5回連載の1回目)

2015-09-26 09:00:00 | エッセー「受容と回復」

私は3年前文芸社募集の闘病に関するエッセーコンテストに応募した。

その内容は発症2.5年後の状態で「脳卒中後遺症の受容と回復」というタイトルで纏めた。

その作品は最優秀作品として、「闘病記Ⅳ=日々是好日=」(H25.12.25文芸社発刊、1600円)に掲載された。

今回はその応募作品を基に、現在の5年目では「どういう気持ちで書くことになるかなあ」と思い手を加えてみた。

下記URLは当時の文芸社のコンテスト応募並びにその結果である。

http://www.bungeisha.co.jp/tobyo/result04.html

2.5年目の状態でも5年目の状態でも症状は変わっても気持ちは変わっていないことに気付いた。

「 5年目の脳卒中後遺症の受容と回復」のタイトルで5回に分けて連続掲載していきますので

どうぞ最後までお付き合い下さい。

では第1回目の始まりです。

 生涯現役を標榜し大手企業の技術者として勤務する傍ら、中小企業診断士として異業種交流コーデイネータのボランテアに精を出し、60歳の定年後も5年間子会社で勤務し、その後関連協会の事務局長に就職した矢先の脳内出血の発症だった。救急病院で65年間の生き様が全て否定された気になった。痛い目に合って人間初めて気付くものだと指摘されたが、全て後の祭りで無念さばかり残り、私の人生は終わったと思わざるを得なかった。殆ど休みなしに走り詰めの日常が急に何も出来なくなった訳で、何をどのように考えれば良いか答えがあるはずは無かった。

何の目標も持たず、悶々として1ヶ月過ごした救急病院から転院したリハビリ専門病院で、主治医との最初の面接で「現在私は全く歩けません。利き腕の右手だけはしっかりしているから、左手・左足は特に要らないのです。」と言ったが、とんでもない間違いに直ぐに気付くことになる。理学療法士の第一声は、全く歩けなかった私に「この訓練室は1周50mです。2周歩いてごらんなさい!!」である。無理と思いつつ、しかし久し振りに自分自身を鼓舞しながらよちよち歩きで歩き始めた。何とか2周歩いた時にはもう全ての蟠り(わだかまり)がなくなったとさえ思った。とてもうれしかった。こうして最初のきっかけから理学療法士と目標を共有することが出来一切を信頼した。そして彼女に「私は現役時代、何事も目標を掲げその目標を達成する為に、毎日・毎週何を成し遂げておかねばならないかを決めていました。どんな高い目標でも辛いリハビリでも構いません。」と訴えた。理学療法士とのやり取りが受容の第一歩であったと思う。3ケ月の退院目標までのマイルストーンが出来上がった。理学療法士と趣味の話になり師範取得している詩吟を披露し、聴き入ってもらったことが自信になり受容の背中を押してくれた様だ。

第1回目はここまでです。 

 

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「詩吟でリハビリ」が神奈川新聞で紹介されました(後半)

2015-08-01 09:00:00 | エッセー「受容と回復」

では先週の続きで、後半の部です。

 

福祉吟詠」は私の造語ですが、私自身健常な時に比較して発声・発音に苦労していますので、

その体験から大声の出せない人やうまく発音できない人も人の心に響く気持ちを持ち自分なりの声で楽しめる様に、

中途障害者の健康維持や社会参加に役立てば、と思いたどりついたものです。

中途障害者の会で声が出にくい方が多数いられることが分かり、

その一助の為に「横浜詩歌福祉吟詠同好会」を社会福祉協議会を通じて立ち上げた訳です。

 新聞紙面そのものまたは内容を転載することは著作権の関係上できませんので、

内容そのものをご覧になりたい方は指方までお申し出下さい。

(指方順一郎、電話080-4075-1203、

email:jsashikata@able.ocn.ne.jp

ブログ:http://blog.goo.ne.jp/junsashikata)

                                   以上

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[詩吟でリハビリ]が神奈川新聞で紹介されました(前半)

2015-07-25 09:00:00 | エッセー「受容と回復」

2回に分けて「『詩吟でリハビリ』が神奈川新聞で紹介されました」記事を掲載します。

それでは前半

私は約5年前2010(平成22)年12月65歳で脳内出血を発症しました。

その後遺症に苦しみながらも文芸社から「スマート詩吟は面白い=趣味の詩吟が脳内出血を癒してくれた=」を上梓しました。

(2014年6月、四六並88頁、定価税込1080円) 

この小誌の紹介は文芸社「スマート詩吟は面白い」をご覧下さい。

この単行本が神奈川新聞社記者の目に留まり取材を受け、温習会に参加・聴吟してもらいました。

記事は2015年5月17日付神奈川新聞9面に教場仲間と共にカラー写真入りでタイトル「脳内出血後、詩吟でリハビリ、

その体験から『福祉吟詠』を提唱」として掲載されました。

神奈川新聞掲載箇所は日曜版朝刊「団塊びと ひらり放課後」で、この欄は

「ユニークな活動をしている中高年の方の紹介」というスタンスで設けられているものです。

新聞紙面そのものまたは内容を転載することは著作権の関係上できませんので、

内容そのものをご覧になりたい方は指方までお申し出下さい。

(指方順一郎、電話080-4075-1203、email:jsashikata@able.ocn.ne.jp

ブログ:http://blog.goo.ne.jp/junsashikata)

では前半終わり、後半は1週間後にお会いしましょう!!

 

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