日本庭園こぼれ話

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伊豆に春の風物詩と歴史を訪ねる(2)・・・河津桜(改編)

2022-01-23 | 歴史を語る町並み

「つるし雛」の稲取から、伊豆急行で約7分、次は河津へ。「河津」の名を冠した名所としては、河津川上流の河津七滝が有名ですが、近年は、「日本一の早咲き桜」というキャッチフレーズで、「河津桜」見物が脚光を浴びています。

(上: 浅い春を彩るピンクの花が大人気の河津川べり)

この桜は、オオシマザクラとヒガンザクラの自然交配種と言われ、昭和33年に、河津町在住の飯田さんという方が、河津川のほとりで偶然見つけた桜の苗を持ち帰り、庭に植えたのが始まりということ。

昭和50年に「河津桜」と命名され、町のシンボルに。今では、河津川沿いをはじめ、町のあちこちに植えられて、早春の観光の目玉になっています。

2月上旬から3月上旬までと、花期が長く、大ぶりのピンクの花が豪華。

(上: 桜の下の菜の花も色鮮やか)

まだ冬景色を残す河原に、濃いピンクの桜と、根元に植えられた黄色い菜の花の絨毯。その鮮やかな春の色が、訪れる人に元気を与えてくれます。

ただし、私が訪れた時は、桜の下に露店がずらりで、「花より団子」の感が無きにしもあらず。それにしても、稲取といい、河津といい、人を呼ぶには女性をターゲットに、を実感するのでした。 

毎年、河津桜まつりが開催され、今年(2022年)は、2月1日~28日に予定されています。

 

* 本文は、最新情報ではありません。ご訪問の際は、公式HPなどでご確    認ください。


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