マドレーヌの日々

今日も一日にっこりね。

食卓から世界が見える!

2009年12月07日 | 注目話題!
先日のこと、食育講演会なるものがあって出かけてきました。
なんと講師が料理研究家の枝元なほみさん、だったのです。
えっ!枝元さんが来るの~
これは行きたい~と思い、うきうきと入場整理券をもらいに行きました。
そして当日、図書館ボランティアで知り合ったお友だちと二人で聞きに行きました。

演題は「地元の農林水産物を大切に!~受け継ぎ伝える食育を~」。
ステージには大きな垂れ幕が下がっていました。
そして演台の横には飾りの花瓶ならぬ、地元で採れたぴかぴかの野菜がどっさり飾ってありました。
キャベツに、白菜、大根、冬野菜がそれはそれは見事な成長ぶりです。

で、枝元さん、黒いセーターに白いスカート、黒いタイツにグレーのブーツ姿で登場!そのなんとかわいいこと!
ふんわりおだやかオーラ全開で、まさにテレビの料理番組で拝見したそのままのイメージ!
話し始めは、♪くふふふふふふふふ♪
満開笑顔で始まりました。

「ごちそうは家庭料理の中にあること。
は行で、楽しく料理を作りましょう!
それは♪ははははは~ひひひひひ~ふふふふふ~へへへへ~ほほほほ~♪ってことですよ~」と枝元さん。
会場いっぱいに詰めかけたお客さんも自然と笑顔になってきます。

枝元さんは言います。「すべて肯定しましょう。お味噌汁の出汁、顆粒でさらさら、いいじゃありませんか。
家で作った味噌汁を食べることがまず大事。で、次にちょっと鰹節で出汁を取ることを始めてみませんか?」と語りかけます。
そしてこうも言われます。
「家庭料理は命を支える味です。
記憶に残る食べもの、日常をささえる食べものを大切にしましょう。」
「なにを食べるか、何を選ぶかは、それは自分の生き方を決めることにもなるんですよ」と言われたくだりには、大いに納得しました。

それにしても地元の農産物を食べることの大切さを枝元さんの話の端々から感じました。
地元の農産物を積極的に選び食べることは、地元の農家を支えることにもなると聞き、本当にそうだと思うこと、しきり。
そして野菜の値段、大根一本の値段の話になった時には、その真実を聞いて驚きました。
例えば、大根一本100円だった場合、農家に入るのは30円、そのほかは輸送費や諸経費となるそうで、その安さに唖然!としました。
自分がこれまで買う立場からしか考えてなかったことも恥じました。
適正価格の大切さ、これはもっともっと多くの人が知るべきことだと、しみじみ思ったのです。

「食卓から世界が見えますよね。
日本の食を家庭から支えましょう!」
笑顔で話される枝元さんから、強い強いメッセージを感じました。
このメッセージをまずはわがムスメに伝えなくては…。
まさに次の世代に残したい大切な食に対する思いですね。

コメント (2)
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吉村葉子さんの本!

2009年12月07日 | TRCブックポータル & honto
最近では、以前より増して、手当たり次第に本を選び読んでいるものだから、
この本って、どこでどんなふうに知ったんだっけ?ということがかなりある。
図書館で届いた予約本を見て、首をかしげる!!!
しかし、読みたい本であることには間違いなしで、今回も吉村葉子さんの本を大いに楽しみました。

講談社文庫『お金をかけずに食を楽しむフランス人お金をかけても満足できない日本人 』です。

「安くて美味しい食材で、手軽に作れるフランス料理だけを本書で取り上げました。」とあれば、飛びついてしまいますよね。
それは家庭料理の定番ポト・フであったり、南仏を代表するラタトゥイユであったり、はたまた市販のバニラアイスクリームに細かく刻んだナッツやドライフルーツを混ぜたデザートであったり…。
20年間にわたるパリ暮らしのなかでの執筆、その後、東京の神楽坂で焼き菓子屋<ジョルジュ・サンド>を経営しつつ、執筆活動をしている吉村葉子さん。長年パリ暮らしをしてきた彼女だからこそ書けたこの内容、読めばたちどころにフランス熱が高まるというものです。

続きはオンライン書店ビーケーワンの書評欄でどうぞ!

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