マドレーヌの日々

今日も一日にっこりね。

先に読む

2007年09月08日 | Weblog
「小さな中国のお針子」。
先に本を読んで、あとから映画を見ました。

ちょうどテレビ欄を見ていると、これから放映だったので、
飛びついて見ました。

映画のほうは本にはない、
主人公たちのその後もありました。


中国の文化大革命時代と現代、
そして山奥と都会の風景。
いろんなシーンを見せてくれるスクリーンに釘付けでした。

それにしても、あたりまえに何不自由なく小説を読めることがいかに幸せなことなのか!
禁書の本を手に入れて、夢中になって読んでいる姿を見て、
つくづく思い知りました。

山奥の風景の美しさは息を呑むほどです。
山のかたちやどこまでも続く石の階段を見ながら、
行ってみたいなぁ~と思う。
馴染みではない風景の中、馴染みのある牛の顔に
まったくもって不思議ではないのだろうけど、なぜかほっとした。

青年二人と、仕立て屋の娘も本で読んだイメージどおりでした。
でも、20数年後の青年二人の姿には、時の流れの残酷さを感じる。
山奥で再教育を受けたいた頃の厳しい状況と
現在の裕福で恵まれすぎているように見える状況の対比も鮮やかだ。
コメント
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