2016年3月16日(Wed.) 数日前の当ブログ、デンマーク・コペンハーゲンでも「アイリッシュ・コーヒー」が楽しめる・・・と綴りました。 St Patrick's Day は明日(17日)に迫っています。
ご存知の方も多いでしょうが、アイリッシュ・コーヒーはホット・カクテルの一種で、簡単に言ってしまえばウィスキーがコーヒーに加えられたものです(それだけではありませんが)。但し、厳密にはアイリッシュ・ウィスキーを使ったもののみがこう呼ばれます。例えば、スコッチ・ウィスキーを使った場合は「ゲーリック・コーヒー」と呼ぶのが正しい(?)ようです。
さて、このアイリッシュ・コーヒー発祥の地は、アイルランド南西部にあるフォインズ( Foynes )だそうです。1935年からアメリカとイギリスを結ぶ空路が開設されましたが、当時はプロペラ機(飛行艇: Flying Boat )で、且つ、途中で給油の必要があったため、このフォインズがその補給地(中継地)になりました。そして、その給油の際に、乗客は一旦飛行艇を降りる必要もあり、ボートを使って待機施設に移動したそうです。寒い時期などには乗客に不便を感じさせることもあり、1942年にパブのシェフが、この暖かいアルコール入りの飲み物を考案したとのことです。
当時の様子を伝えるものです。(出典: ウィキペディア)
フォインズの位置がわかります。リムリックの西方になり、シャノン川の河口でもあります。(Google Earth)
*
日本では、このホットカクテルが、どれほど飲まれているのでしょうか。その程度は知る由もありませんが、発祥の歴史なども知ると愛着も増すのではないでしょうか。 試してみたい方は、アイリッシュ・パブなどに入れば注文は可能でしょうね。
***
他に、一つ追加しておく情報があります。 日本名「庭の千草」(原作名: The Last Rose of Summer )の作詞は、アイルランドの詩人 Thomas Moore であることは既にUPしました。 その Moore から思い出した人に Gary Moore (ゲーリー ムーア)があります。ロック・ギタリストです。エレキギターに興味があったりする人は、このギタリストの名前に覚えがあるのではないでしょうか。
2010年4月に名古屋公演(ZEPP名古屋)が行われました。私も聴いてきました。好きな「 The Loner 」の当日演奏はありませんでしたが楽しむことはできました。・・・ ほどなく(翌年2011年2月)、彼は58歳で急死しています。その報に接した時、驚くばかりでした。残念ではありますが、前年の名古屋公演を聴けたのは幸運(?)だったのかも知れません。
で、今回、同じ Moore なので調べてみましたが、 Gary Moore は、北アイルランド・ベルファスト出身だったのです・・・。
それにしても、Tin Whistle での「 The Last Rose of Summer 」も、Rock Guiter の「 The Loner 」も、哀愁の効いたサステイン(伸びのある音)が郷愁をそそり、何か共通性があるように感じてしまいます。
*
そして、「縁」と言うものは不思議に感ずることもありますが、チョットしたつながり(縁)は大切にしていても損はないことだとも感じています。 海外で知り合った人たちとも、その縁を大切にしておくことが、計算外の財産(金ではありません。)になることもあるでしょう。
*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。
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ご存知の方も多いでしょうが、アイリッシュ・コーヒーはホット・カクテルの一種で、簡単に言ってしまえばウィスキーがコーヒーに加えられたものです(それだけではありませんが)。但し、厳密にはアイリッシュ・ウィスキーを使ったもののみがこう呼ばれます。例えば、スコッチ・ウィスキーを使った場合は「ゲーリック・コーヒー」と呼ぶのが正しい(?)ようです。
さて、このアイリッシュ・コーヒー発祥の地は、アイルランド南西部にあるフォインズ( Foynes )だそうです。1935年からアメリカとイギリスを結ぶ空路が開設されましたが、当時はプロペラ機(飛行艇: Flying Boat )で、且つ、途中で給油の必要があったため、このフォインズがその補給地(中継地)になりました。そして、その給油の際に、乗客は一旦飛行艇を降りる必要もあり、ボートを使って待機施設に移動したそうです。寒い時期などには乗客に不便を感じさせることもあり、1942年にパブのシェフが、この暖かいアルコール入りの飲み物を考案したとのことです。
当時の様子を伝えるものです。(出典: ウィキペディア)
フォインズの位置がわかります。リムリックの西方になり、シャノン川の河口でもあります。(Google Earth)
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日本では、このホットカクテルが、どれほど飲まれているのでしょうか。その程度は知る由もありませんが、発祥の歴史なども知ると愛着も増すのではないでしょうか。 試してみたい方は、アイリッシュ・パブなどに入れば注文は可能でしょうね。
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他に、一つ追加しておく情報があります。 日本名「庭の千草」(原作名: The Last Rose of Summer )の作詞は、アイルランドの詩人 Thomas Moore であることは既にUPしました。 その Moore から思い出した人に Gary Moore (ゲーリー ムーア)があります。ロック・ギタリストです。エレキギターに興味があったりする人は、このギタリストの名前に覚えがあるのではないでしょうか。
2010年4月に名古屋公演(ZEPP名古屋)が行われました。私も聴いてきました。好きな「 The Loner 」の当日演奏はありませんでしたが楽しむことはできました。・・・ ほどなく(翌年2011年2月)、彼は58歳で急死しています。その報に接した時、驚くばかりでした。残念ではありますが、前年の名古屋公演を聴けたのは幸運(?)だったのかも知れません。
で、今回、同じ Moore なので調べてみましたが、 Gary Moore は、北アイルランド・ベルファスト出身だったのです・・・。
それにしても、Tin Whistle での「 The Last Rose of Summer 」も、Rock Guiter の「 The Loner 」も、哀愁の効いたサステイン(伸びのある音)が郷愁をそそり、何か共通性があるように感じてしまいます。
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そして、「縁」と言うものは不思議に感ずることもありますが、チョットしたつながり(縁)は大切にしていても損はないことだとも感じています。 海外で知り合った人たちとも、その縁を大切にしておくことが、計算外の財産(金ではありません。)になることもあるでしょう。
*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。
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