2016年3月22日(Tue.) 飛び込んできたニュースは、ベルギーの空港でのテロ。 ほどなく、地下鉄駅でもテロとの報道、死傷者数が増えているのが苦しい・・・。 報道は、ドイツDW-DE,イギリスBBC、ロイターなどからのものです。(写真含む)
<原文の一部: DW-DE>
+++ Blasts in Brussels - live updates +++
Follow the latest on the explosions which have killed at least 20 people at Brussels' international airport and a metro station. Belgium's terror alert has now been raised to its highest level.
(ブリュッセル国際空港と地下鉄駅でのテロで、少なくとも20人が死亡したと伝え、ベルギーでのテロ警戒レベルは最高レベルに引き上げられたとしています。)
At least 20 have died from explosions which rocked the departure hall of Brussels' airport during rush hour on Tuesday morning. Another explosion was reported at the city's Maelbeek metro station near European Commission buildings, leading the institution to shut down operations for safety concerns.
*
現在の現地時刻は、22日の午後2時過ぎです。事件の詳細はこの後も続くことでしょう。犠牲者等の被害がこれ以上に拡大しないことを強く祈るばかりです。
***
フランスやベルギー等で繰り返し起こされるテロに憤りを感じます。 先日来取り上げているアイルランドの歴史に関するものは、宗教問題やイデオロギー問題の難しさを、一つの縮図として教えられるものですが、それらからも人は学ぶことができるのではないかと、淡い期待を持っているのが正直なところです。
アイルランドは、約8百年間のイギリス(イングランド時代含む)からの圧政とも言える状況から脱し、自治権を確立してきています。そして、今尚、北アイルランドの問題は残していると言えます。しかし、武力闘争時代から抜け出したプロセスも含め、平和的、且つ、民主的な方法で、しかも時間を掛けながら解決を待つ姿は、日本国内問題や、欧州・中東(シリア、難民問題等)の諸問題に対しても、一定の指針を示しているのではないかと受け止めています。
武力に頼る解決模索は、いたずらに犠牲者を増やすことにもなり、そして、憎悪が憎悪を生む負のスパイラルに落ち込むのみでしょう。仮に、武力に勝る側が「勝った」としても、それは真の解決にはなっていないことは、歴史が幾度も証明していることです。結局、鬱積した憎悪が再び爆発・再燃することにつながります。
*
今回のベルギーでの連続テロの犯行主体は現在のところ不明ですが、一連のものと同一と見て差し支えないでしょう。であるならば、中東・シリア周辺の諸事情が原因とも言え、そうした状況を作り出してしまった欧州の責任ある国家が、話し合いを中心とした協議で、根気よく・時間をかけてでも取りまとめて行くことが肝要ではないでしょうか。
そして、こうした場合、各国から信頼され得る人物が奔走するしかないと感じます。EUの中心国でもあるベルギーや、ドイツ、そして、アイルランドの人物にも、その可能性はあるのではないでしょうか。
容易ではないことでしょうが、周囲から信頼されている方が、その責務を果たしていただきたいと強く望んでいます。
一方で、宗教的に頑なになってしまっている人々も少なくないでしょうから、指導的な立場にある宗教関係者も懐の深さ・寛容性等を持って、それぞれことに当っていただきたいと願うものです。そうした方の助言がない限りは、武力闘争に走る彼らの考え方の軌道修正は困難だろうと推測します。
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言えることは、武力では真の解決にはならない・・・と言うことです。
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<原文の一部: DW-DE>
+++ Blasts in Brussels - live updates +++
Follow the latest on the explosions which have killed at least 20 people at Brussels' international airport and a metro station. Belgium's terror alert has now been raised to its highest level.
(ブリュッセル国際空港と地下鉄駅でのテロで、少なくとも20人が死亡したと伝え、ベルギーでのテロ警戒レベルは最高レベルに引き上げられたとしています。)
At least 20 have died from explosions which rocked the departure hall of Brussels' airport during rush hour on Tuesday morning. Another explosion was reported at the city's Maelbeek metro station near European Commission buildings, leading the institution to shut down operations for safety concerns.
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現在の現地時刻は、22日の午後2時過ぎです。事件の詳細はこの後も続くことでしょう。犠牲者等の被害がこれ以上に拡大しないことを強く祈るばかりです。
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フランスやベルギー等で繰り返し起こされるテロに憤りを感じます。 先日来取り上げているアイルランドの歴史に関するものは、宗教問題やイデオロギー問題の難しさを、一つの縮図として教えられるものですが、それらからも人は学ぶことができるのではないかと、淡い期待を持っているのが正直なところです。
アイルランドは、約8百年間のイギリス(イングランド時代含む)からの圧政とも言える状況から脱し、自治権を確立してきています。そして、今尚、北アイルランドの問題は残していると言えます。しかし、武力闘争時代から抜け出したプロセスも含め、平和的、且つ、民主的な方法で、しかも時間を掛けながら解決を待つ姿は、日本国内問題や、欧州・中東(シリア、難民問題等)の諸問題に対しても、一定の指針を示しているのではないかと受け止めています。
武力に頼る解決模索は、いたずらに犠牲者を増やすことにもなり、そして、憎悪が憎悪を生む負のスパイラルに落ち込むのみでしょう。仮に、武力に勝る側が「勝った」としても、それは真の解決にはなっていないことは、歴史が幾度も証明していることです。結局、鬱積した憎悪が再び爆発・再燃することにつながります。
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今回のベルギーでの連続テロの犯行主体は現在のところ不明ですが、一連のものと同一と見て差し支えないでしょう。であるならば、中東・シリア周辺の諸事情が原因とも言え、そうした状況を作り出してしまった欧州の責任ある国家が、話し合いを中心とした協議で、根気よく・時間をかけてでも取りまとめて行くことが肝要ではないでしょうか。
そして、こうした場合、各国から信頼され得る人物が奔走するしかないと感じます。EUの中心国でもあるベルギーや、ドイツ、そして、アイルランドの人物にも、その可能性はあるのではないでしょうか。
容易ではないことでしょうが、周囲から信頼されている方が、その責務を果たしていただきたいと強く望んでいます。
一方で、宗教的に頑なになってしまっている人々も少なくないでしょうから、指導的な立場にある宗教関係者も懐の深さ・寛容性等を持って、それぞれことに当っていただきたいと願うものです。そうした方の助言がない限りは、武力闘争に走る彼らの考え方の軌道修正は困難だろうと推測します。
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言えることは、武力では真の解決にはならない・・・と言うことです。
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