ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

臨時: 見識を疑う、ある日本人たちの国際感覚

2016-03-09 15:14:24 | 日記
2016年3月9日(Wed.) 一部の報道機関で取り上げられていますが、数日前、タイの海岸で、団体旅行中の会社社員(日本人と報道)90人中の約30人が全裸になって、海水につかるなど、一部の注意・制止をも無視して、非見識な行動をしたと言うものです。

まさか、とは思いましたが、ネット情報等によると真実らしいのです。旅行の意味合いが研修なのか、慰安旅行なのかまでは定かではありませんが、飲食したあと、一部は泥酔状態で、夜間ではあったものの、無分別な行動をしたようです。

それにしても、如何に泥酔していたといえ、全く非常識極まりない連中のようです。言い訳は、如何なる理由があったとしても許されないでしょう。そもそも、自制が効かないほどに泥酔することそのものも、異国の地であることを考慮すれば、避けるべきでしょう。

ネットには、その時の集団裸体写真がUPされています。会社名も特定されたようで、実名がUPされています。(但し、信憑性について、不確かな部分もありますで、当ブログでは実名記載は避けておきます。)



例えば、日本国内の、有名観光地等の、しかも、歓楽街と称する地区で、何人かがグループで飲み騒ぎし、周辺の観光客に多少の迷惑をかけることになった・・・程度であれば、まァ、許される範囲でしょうか。

しかし、海外となると、文化・宗教も習慣も異なりますし、その国のルールにも則した行動・言動をとることは当然のことでしょう。そうしたことに対する事前の注意喚起や一定の学習は必須でしょうし、参加する個々人としても意識・準備もある程度は必要なのではないでしょうか。

一方、ややもすると、団体行動の場合、誰かがやってくれるから、自分はついて行けばいい・・・などと安易に考えがちなのではありませんか。今回の事例が同様だったかどうかは、現段階では不明ですが。

こと海外においては、「旅の恥はかき捨て」と言う考えは許されないでしょう。しかし、こうした報道に触れてしまうと、日本人の「国際感覚」の欠如を疑いたくなります。



そして、ネット情報に誤りがないと仮定すると、問題を起こした会社の社長は、まだ30代だと思われます。特定分野の技術的なことや商売に関しては、秀でた部分があるのかも知れませんが、一般的・基本的社会常識では欠落している部分があるのではないかと、疑われても仕方が無いほどの事件ではないでしょうか。

以前にも増して、国際社会の一員として、日本人も日本企業も、世界で活躍・貢献していかなければならない時代でもある中、節度ある・良き国際感覚を身に着けなければ、世界からの信頼は得られないのではありませんか。 築くには相応の時間・努力が必要ですが、失うのは一瞬であることも気に止めておきたいものです。


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。 が、裸になりたいのであれば、”こうした”ビーチでやって下さい。




***