倉富和子の女のひもとき in USA

生活に緊張感を与える為に、ブログを書く事にしました!心導・縄文ストレッチ・DNAメソッドを広めるため、世界中を巡ります。

泣きたいジェームスCrying from James

2012-04-21 15:21:45 |  縄文心導ヒーリング

土曜日のストレッチクラスを受け持っているジェームスが泣きべそかぶって、「今日のクラスは出来ない」と言っていました。

理由を聞いてみるとお婆さんが心臓発作で病院に運ばれたことで、ドロップアップしていたのと、前から持ち越していた奥さんの連れ子の養育費が少ししか入らなくなり、二重苦ということでした。アメリカの不景気はだんだん庶民の生活に危機を及ぼし始めているようです。

ジェムスのお家の事情(ブログに書いても良いという許しをえましたので)

ジェムスは2年前に14歳年上の奥さんと一緒になり、現在1歳の男の子が生まれて幸せにくらしていたのが、この春から奥さんの長男の一人が18歳になったので、養育費を打ち切られました。しかし大學に行くのにお金がかかります。次男は高校一年生16才で、まだ養育費をお父さんから送ってきていますが、200ドルという金額です。

高齢出産で糖尿気味の奥さんは育児と仕事が両立できなくて、仕事をやめています。奥さんのお母さんが同居して家賃を補っていますがそれでも家計は火の車。

アメリカで大きな出費は健康保険。子供は病気をしますので、健康保険にかかっていないといけません。病院代の高いのには目の玉が飛び出すほどです。

ジェームスは保険がないので、大変です。州によって異なりますが、サンフランシスコは保険がない貧乏人でも緊急の時は無料でみてくれるシステムがありますので、安心ですが。この州にはそれはないようです。

「苦しいときこそ成長のチヤンスだから、今日のクラスは、貴方と同じような苦しい思いをしている人を癒してあげれるようなワークをしてごらんなさい。今日は修行と思いなさい。帰るのは簡単だけれど貴方のクラス受けるために来た人に感謝の気持ちを込めて、今日こそジェームスという人物の見せ所では。頑張ればお金は必ず貴方の元に入ってきますよ」と、クラスの前にジェームスの神経の高まりが静まるように、ヒーリングをしてあげなら言いました。

涙をこらえながら彼は、感情の高まりを沈めるように、盆ストレッチから、心導の経絡体操を内臓と関係した四季折々の風景を交えながらタイムラインストレッチを感情豊かに表現していました。

終わった後のジェームスは一人一人の生徒さんたちにハグをしながら帰っていきました。ジェームスの感極まるクラスは久々に心打つものを感じました。苦しみの中から出た気で皆さんを癒したようです。「よかった~」と生徒たちは帰られました。

悪い後には良いことが待っているという、ボディワークはこんな時に威力を出すことをジェームスに信じてもらいたいと思います。

 

 

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