映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『サブウェイ123 激突』

2010年07月01日 | Weblog
よい

トニー・スコット 監督
デンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタ、ジョン・タートゥーロ、ルイス・ガスマン、マイケル・リスポリ、ジェームズ・ガンドルフィーニ 出演

ニューヨーク、午後2時。地下鉄運行指令室で勤務中のガーバーは、緊急停車したペラム駅1時23分発の列車へ応答を促す。その列車は、19名が乗車した1両目だけを切り離して停車している状態だった。すると、無線で応答してきたライダーと名乗る男から、“この1時間で市長に身代金1000万ドルを用意させ、期限に遅れた場合は1分ごとに人質をひとりずつ殺していく”との要求を告げられる。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=333792



スタイリッシュな映像とカメラ・ワーク、テンポのよい展開だけであとに何も残らない単調なシナリオを見事に最後まで見せてくれる(笑)。さすがトニー・スコットである。

以下少しだけネタバレ







仲間うちから疑われるだとか、バカ(人質になっているのを知っていてチャットで話しかけてくる女、ネズミにかじられて誤射するスナイパー、ヘリを使わずに陸路にこだわって事故る警官、電車が停車した場所の近くに何があるかをあとで言う地下鉄職員など)が多すぎるだとかの深みのあるおもしろさを出せる要素をガンガン打ち捨てて(笑)、ただひたすら見せ方を工夫して物語を叙述することに徹するすばらしいデートムービー。

市長のキャラクターがかっこいい。