映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『夜』

2010年07月19日 | Weblog
よい

ミケランジェロ・アントニオーニ 監督
マルチェロ・マストロヤンニ、ジャンヌ・モロー、モニカ・ヴィッティ、ベルンハルト・ヴィッキ 出演

ある日の午後、作家のジョヴァンニ(マルチェロ・マストロヤンニ)と妻リディア(ジャンヌ・モロー)は、病床の友人トマゾを見舞った。トマゾの病気は回復の見込みがない。トマゾはジョヴァンニの親友である。がリディアにとっても親しい間柄だった。

ストーリーはMovie Walkerより
http://movie.walkerplus.com/mv13109/



ほとんど情報を仕入れずにミケランジェロ・アントニオーニ作品だということだけで観たのだが、いわゆる「仮面夫婦」の話であった。

物理的な距離は近いふたりなのに、ものすごい違和感・空気感がある。

『夜』というタイトルだが圧倒的に面白いのは前半の昼の部分で(笑)、街と人間の面白さ・危険さを同時に描いている。

終りに近づくとことばによる説明が多すぎてちょっと興ざめだが、人間関係はすこしわかってくる。