映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『キルショット』

2010年07月28日 | Weblog
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ふつう

ジョン・マッデン 監督
ミッキー・ローク、ダイアン・レイン、トーマス・ジェーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ロザリオ・ドーソン、ハル・ホルブルック、ドン・マクマナス 出演

冷静沈着な殺し屋アーマンドとアメリカ全州で銀行を襲うことが念願のリッチーは、ある不動産屋から金を脅し取る計画を立てる。



この監督はちゃんとした作品も撮っているみたいなので、アクション作品には不向きということなのだろう。客が喜ぶツボをおさえられないのだ。

人間の出会いと別れ、問題・揉め事の起き方と解決のしかた、それぞれに最大多数の人間が喜んだり納得できたりするツボがあるはずなのだが、ことごとくはずしている(笑)。

こんなうんこ作品「悪い」でもいいのだが、唯一おもしろいと思った部分がある。ジョセフ・ゴードン=レヴィット(『(500)日のサマー』の主人公である!)演じるバカな若造である。
クスリをやっているわけでもなさそうなのに、あの徹底的にダメな様子はすばらしい。銃はすべて外す(当たっているところは画面に映らない)、女は取られる、弱音をすぐにはく、それでいて発言だけはエラソーだという……(笑)。
しかし、彼の最終的な処理の仕方もやはり間違っている。あのタイミングじゃない!