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映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『君とボクの虹色の世界』

2008年07月11日 | Weblog
よい

ミランダ・ジュライ 監督
ミランダ・ジュライ、ジョン・ホークス、マイルス・トンプソン、ブランドン・ラトクリフ、カーリー・ウェスターマン、ヘクター・エリアス、ブラッド・ヘンケ、ナターシャ・スレイトン、ナジャラ・タウンゼント、トレイシー・ライト、ジョネル・ケネディ、エレン・ギア 出演

高齢者タクシーの運転手をしながら、アーティストを夢見るクリスティーン。ある日、得意客の老人と訪れたショッピングモールで、店員のリチャードに恋をする。クリスティーンは積極的にアプローチするが、離婚したばかりのリチャードに新しい恋を始める勇気はない。それより彼の目下の悩みは、14歳と6歳の息子とのコミュニケーションだ。2人の息子は出会い系サイトにはまり、6歳のロビーはチャット相手と実際に会う約束までしてしまう。

どんなに努力しても気持ちが伝わらない歯がゆさと、ことばなんかちょっとでも気持ちが通じ合う瞬間の喜びをコメディタッチで描いた作品。

映像、音響、セリフのそれぞれがすばらしい。ストーリー性は薄いが、ことばがつたなくても気持ちが通じ合うことはあるのだ。
「金魚」や「マカロニ」のエピソードでそれはわかるだろうし、気持ちが伝わらないつらさはみなさんが現実世界で痛感している通り(笑)。

写真は離婚した夫婦の子どもたちが、自分たちのいる世界とその中の自分を表現しているところ。壮大な時間の中の一瞬、せまい世界の中でいろいろな人間がいて関わりを持ち合う妙を味わってほしい。

この作品の世界では悪人がまったくいないのがちょっともの足りないが、ショックを受けたという人がいるとしたら、音声を日本語にしてもう一度見直すとわかるのではないか。


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