映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『一人息子』

2015年04月10日 | Weblog
よい

小津安二郎 監督・原作(ゼームス・槇名義)
飯田蝶子、日守新一、葉山正雄、坪内美子、吉川満子、笠智衆 出演

早くに夫を亡くしたつねは、田畑を売り身を削って一人息子の良助を育てた。優秀な成績を誇る息子のため、つねは苦しい生活の中から進学のための資金を捻出。しかし13年後、東京で出世しているはずの良助は、夜学の教師となっており、妻子とともに貧しい生活を送っていた。しかも良助は教師をしていることも所帯を持っていることも、母親に知らせていなかった。上京したつねは厳しい現実を目の当たりにし、絶望感に包まれてしまう。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=132023





小津の初トーキー作品。作品内でも母親をトーキーの映画に連れていくシーンがある。

『風の中の牝鷄』のところで、小津には珍しい暴力シーンと書いたが、本作でも子供へのびんたのシーンがある。かなり痛そうに。こちらは1936年の作品。あちらは1948年の作品だ。

思うようにはうまくいかない人生で、どうにか合格点をつけて母親は帰っていったのではないか。それにしても結婚したら、連絡くらいすべきだろう。

そして、本作と『風の中の牝鷄』では、どちらも医療に金がかかることを取り上げている。保険制度がなかったらしい。

ウィキペディアを参考にしました。
http://bit.ly/1PoBP8c


最新の画像もっと見る

コメントを投稿