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映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ぼくを探しに』

2015年04月25日 | Weblog
よい

シルヴァン・ショメ 監督・脚本・音楽
ギョーム・グイ、アンヌ・ル・ニ、ベルナデット・ラフォン、エレーヌ・ヴァンサン、ルイス・レゴ、ファニー・トゥーロン、ケア・カン 出演

幼い頃に両親を亡くし、その時のショックから言葉を話せないまま大人になったポール。彼はダンス教室を営む風変わりな伯母姉妹アニー&アンナに育てられた。姉妹はポールを世界一のピアニストにしようと必死で、ポールはそんな姉妹のもとでダンス教室を手伝い、ピアノの練習に明け暮れる静かな日々を送っていた。そんなある日、彼は同じアパルトマンに住む謎めいた女性マダム・プルーストと出会う。彼女が勧める不思議なハーブティーを飲んだポールは、赤ん坊の頃の幸せな記憶を呼び覚ます。以来、マダム・プルーストのハーブティーを飲んでは、封印されていた過去の記憶を取り戻すことに夢中になっていくポールだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=349329






両親がいなくて無口な主人公が旅(本作では精神的な旅だが)をする……、という基本構造は、本作と『ベルヴィル・ランデブー』と『イリュージョニスト』で共通する要素である。『パリ、ジュテーム』も観ているが、どれがシルヴァン・ショメの監督作品か覚えていない。

そして、共通する要素がこれだけあるにもかかわらず、それぞれの印象がまったく違うというのがすばらしい。立派なバリエーションである。

悲劇と喜劇の共存と、映像と音楽にこだわっている監督だ。

クスリにたよらず、誰か口で教えてやってもよさそうだったが……。


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