映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ショッピング』

2013年09月05日 | Weblog
ふつう

ポール・アンダーソン 監督・脚本
サディ・フロスト、ジュード・ロウ、ショーン・パートウィー、ジョナサン・プライス 出演

近未来、イギリスのとある廃虚と化した工場地帯を舞台に、窃盗グループを取り仕切る若者の、スリルと危険に満ちた青春を描いた作品。
ストーリーはallcinemaより





バイオハザードシリーズ、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』、『エイリアンVS. プレデター』などの監督ポール・アンダーソンの初監督作品であり、ジュード・ロウの映画デビュー作品である……という映画史的な価値はあるが、内容はふつう。

時代設定を近未来にした理由がわかりにくい。

エンディングが予想通りであっさりしすぎている。

主人公と敵対する不良グループのボスが子供じみた主人公と対照的に描かれていて、そこはおもしろかった。

『ブリューゲルの動く絵』

2013年09月05日 | Weblog
ふつう

レフ・マイェフスキ 監督
ルトガー・ハウアー、シャーロット・ランプリング、マイケル・ヨーク 出演

16世紀のフランドル地方。農村の一日が始まる。画家のブリューゲルは、友人であり収集家のヨンゲリンクから、異端者を迫害する支配者の横暴を主題とする作品を求められる。それに応えるブリューゲル。やがて風車は動きを止め、いつしかフランドルの風景の中に、十字架を背負わされたキリストや我が子の運命を嘆く聖母マリアの姿が現われる。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=340746#1





映像と音声にこだわっているのは理解できる。しかし、知識のない客に理解させようとする努力がとてもたりない。

映画開始30分ほど話が進まない! 会話もほとんどない!

『バベルの塔』『雪の中の狩人』など寓話や農民の風俗を主題にした作品で知られる16世紀フランドル絵画の巨匠ピーテル・ブリューゲルの代表作の一つ『十字架を担うキリスト』を題材に、その絵画空間を映画の中に完全再現し、名画に秘められた謎を解き明かしていく異色のアート・ムービー……
だそうだ。この解説もallcinemaから

『96時間/リベンジ』

2013年09月05日 | Weblog
ふつう

オリヴィエ・メガトン 監督
リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、ファムケ・ヤンセン、ラデ・シェルベッジア、リーランド・オーサー、ジョン・グライス、D・B・スウィーニー 出演

かつて、娘キムを誘拐した人身売買組織をたった一人で壊滅した元CIA秘密工作員のブライアン・ミルズ。誘拐事件のトラウマを克服しつつあるキムや元妻レノーアとの復縁を願い、2人を海外旅行に誘う。やがて、トルコのイスタンブールで仕事を終えたブライアンのもとにレノーアとキムが合流する。だが翌日、バザールに2人で出掛けたブライアンとレノーアは、謎の男たちの襲撃を受け拉致されてしまう。2年前の事件でブライアンに息子たちを殺されたアルバニア人、ムラドが周到な復讐計画を実行に移したのだった。ブライアンは捕まる直前、ホテルに残ったキムに携帯で緊急事態を告げ、身を隠すよう指示するが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=343946





前作よりもデキが悪い。
「このテンポのよさと短さ(93分)は評価されてよい」というのがわたしの前作の評価だったのだが、本作では「テンポのよさ」がちょっと失われている。

前作から2年後という設定らしいが、執念深い血縁者たちの説明と説得力がたりない。

まぬけで手のかかる元嫁と娘というのはアリかもしれないが(笑)、主人公の手錠のはずれかたは前作も含めてイージーすぎる!

なにかの作戦行動でもないのに、外国での殺人行為が許されるのか?



前作『96時間』のわたしの記事
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/af24e758cecc5013acfc3611e55c3a67

『ハングリー・ラビット』

2013年09月05日 | Weblog
ふつう

ロジャー・ドナルドソン 監督
ニコラス・ケイジ、ジャニュアリー・ジョーンズ、ガイ・ピアース、ハロルド・ペリノー 出演

ニューオーリンズの高校教師ウィルは、愛する妻ローラと平凡ながらも幸せな毎日を送っていた。そんなある日、ローラが何者かに暴行され、重傷を負って病院に運ばれる。突然の悲劇に激しく動揺するウィル。するとそこへ謎の男サイモンが近づき、代わりに犯人を殺してやると代理殺人の契約を持ちかけてくる。代金は不要で、後で簡単な頼みを引き受けてくれればいいというものだった。逡巡の末に、その提案を受け入れてしまうウィルだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342071#1





監督が『バンク・ジョブ』、『世界最速のインディアン』のロジャー・ドナルドソンなので期待していたのだが……。

ちょっとネタバレ。






前半はおもしろいのだが、バスをおりるシーンあたりから調子がおかしくなる。
「主人公をいい人にしておく」のが目的のような話の展開で首をひねりたくなるのだ。
そして、エンディングもあまい!

「おまえの無実を証明するビデオがある」とあまいことを言ったら、しばらくためて主人公の心の迷いを見せなければ! 発砲するのが早すぎる。あれじゃ意味が無い。