映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『シングルマン』

2011年06月13日 | Weblog
よい

トム・フォード 監督・脚本
コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、マシュー・グード、ニコラス・ホルト、ジョン・コルタハレナ 出演

1962年、ロサンゼルス。大学教授のジョージは、16年間共に暮らしたパートナー、ジムを交通事故でなくして以来、8ヶ月に渡り悲嘆に暮れていた。そして今日、その悲しみを断ち切り、人生に終止符を打とうと決意する。身の回りを整理し、最期を迎える準備を進めていくジョージだったが、大学ではめずらしく自らの信条を熱く語り、ウンザリしていた隣家の少女との会話に喜びを感じ、かつての恋人で今は親友の女性チャーリーと思い出を語らい合うなど、その日は些細な出来事がいつもと少し違って見えるのだった。そして一日の終わりを迎えようとしていたジョージだったが、そんな彼の前に教え子のケニーが現われ……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=335660#1



映像というか美術というか、ヴィジュアルがとてもすばらしい作品(撮影 エドゥアルド・グラウ、プロダクションデザイン ダン・ビショップ)。




ストーリーは几帳面なゲイの純情物語でそれほどおもしろくはないのだが、この短さ(101分)と愛するものを失った悲しみという全国共通の話題でもあるので、受け入れられてしまう。

なんかいっぱい賞を受賞しているようだが、そこまで優れた作品なのか、映像関係者にゲイが多いからなのかわからない。


以下ネタバレ






愛するものを失って自殺を考えていた主人公が、それを思いとどまった瞬間に自然死というか事故死を迎えるっていう話でOKだと思うのだが、自宅に戻ってからのラスト10分がどうもまどろっこしい。